子ども向けラグジュアリーウエア、STUDIO MARLMARL × pillingsの新コレクション
Yomが運営する子ども向けフォトスタジオ「STUDIO MARLMARL」は、”一瞬の非日常へ”というコンセプトのもと、子どもの成長の記録を残す役割を担ってきた。創立から早6年が経過し、その間にデジタル化や効率化が進む社会に対抗し、実体験の重要性を訴え続けてきた。そして今回、STUDIO MARLMARLは新たな価値体験を提供する。
新たに展開するファーストコレクションは、<pillings>を手掛ける村上亮太氏を迎えたラグジュアリーなキッズウエア「STUDIO MARLMARL×pillings」。すべてのパーツを手作業で作り上げた本格的なオートクチュールは、まるでアートピースのような精緻な作りとなっている。
特に目を引くのは、MARLMARLの丸いスタイから着想を得た襟モチーフのニットレースのセットアップだ。温もりを感じる花モチーフが散りばめられたニットレースのワンピースや、アメ車や花のシルクアップリケが可愛らしくスタイリッシュなスーツも展開する。これらのアイテムはすべて心を躍らせるものばかりである。
紡ぐ価値、育む感性
子供たちに本物のラグジュアリー体験を提供することを目指すSTUDIO MARLMARLが新たな挑戦を発表した。その理念は「すぐに理解できなくても大丈夫。大人になってから気づいてもいい。本質を見抜く力や、日本が誇る手仕事の素晴らしさを感じる心を育むきっかけを作る」だ。
実体験に重きを置き、それを未来に伝えることを大切にする同社は、伊勢丹新宿や阪急うめだの外商展示会にて先行販売を行った後、全国の直営店舗でも受注販売を開始する。そして10月からは、STUDIO MARLMARLの衣装としての役割も担うことで、より多くの子供たちにアートピースのような本格ラグジュアリー体験の機会を提供する考えだ。
「時間を費やし、職人技を駆使する。ラグジュアリーとは”幸せな無駄”」村上亮太氏<pillings>
「私のファッションとの最初の接点は小学校の頃。母の手編みのニットやパッチワークのついた服を同級生に揶揄されたことがきっかけでした。そこから服装に関心を持つようになったのだと思います。そして時を経て、デザイナーとしてのオリジナリティを模索していた際に立ち戻ったのが、私のファッションの原体験でもある母の手編みニットでした。心がスポンジのように柔軟で、何でも吸収出来る子ども時代の経験は、その人の人生を大きく変えるくらいの影響力がある。
他者と自分を比較するという意味では、ファッションは社会性のひとつ。それを子どもの頃に養うのはとても大事なことだと思っています。
今回作ったニットのドレスは、10名ものニッターさんが数日がかりで編み上げたもの。本来ならミシンで縫い合わせるところも、すべて手作業で作り上げられています。昨今の技術の進歩によって、もっと安価に、もっと簡単に、これに近いものは作れるかもしれない。それでも大量消費されるプレタポルテ的なものでは感じることのできない、圧倒的なオーラや温もりがある。
今の時代、効率的になりすぎて、道に迷うことも、自分の好きなものを探すこともなくなりました。だからこそ、無駄に時間を使ってモノを作ることが逆に贅沢に。まさに”美しい無駄”だと思っています。今回、とことんこの”美しい無駄”を突き詰めることをこだわりました。
もうひとつは、ニッター技術の素晴しさをより多くの子どもたちに知ってもらいたい。ファッション業界に身を置く者なら誰しもが憧れるパリのクチュリエにも負けない、日本が世界に誇れる高い技術です。そんな素晴らしい職人技を駆使して、とことん時間を費やして作り上げた、最高のラグジュアリー。
子どもの真っすぐな感性だから受け取れることもきっとある。私自身も幼少期に母の作った服から受けとったバトンを、これからの未来を担う子どもへ。その架け橋として、少しでも携われるのなら、こんなに嬉しいことはありません。」と語っている。
村上亮太(むらかみりょうた)
1988年大阪生まれ。リトゥンアフターワーズのアシスタントを経て、2014年に母・村上千明と共にブランド「リョウタムラカミ」を立ち上げる。
2016年春夏シーズンより東京コレクションに参加。20年より現ブランド名<pillings>に変更し、単独で手掛け始める。2021年に「東京ファッションアワード2022」を受賞。
その後パリコレクション、上海コレクションにも参加。WILDSIDE YOHJI
YAMAMOTOとのコラボレーションなど、常にファッション業界に話題を提供する現在最も世界から注目される日本人デザイナーのひとり。
現在は創作活動と共に、ニットスクール「アミット」も手がけ、次世代のニッターの育成にも尽力。
商品情報
商品名:michael(ミカエル)
MARLMARLの象徴である“まあるい”スタイにインスパイアした、付け襟付き
のセットアップ。日本が誇る高度なニッター技術を駆使し、キッズウェアとしても最高水準の品質を追求した逸品。熟練した職人たちが丁寧に編み上げ、ハンドニッティング技術の粋が集められている。子どもたちが本物の技術に触れ、感性を豊かに育む体験ができる。
販売価格:¥660,000(90cm100cm)¥770,000(110cm120cm130cm)
素材:表:コットン/裏:キュプラ
商品名:raphael(ラファエル)
花のモチーフが散りばめられた、可憐なニットレースのドレス。職人技を活かし、贅沢に時間をかけて仕立てられた。その美しさと精巧な作りは唯一無二の存在感を発揮。素材やデザインの細部に触れ、子どもたちは五感を通して本物の価値を感じることができる。立体的なフォルムが生み出す着心地の良さと華やかさを兼ね備えたこのドレスで、特別な思い出を。
販売価格:¥440,000(90cm100cm)¥550,000(110cm120cm130cm)
素材:表:コットン/裏:ポリエステル
商品名:uriel(ウリエル)
アメ車のシルクアップリケが特徴的なジャケット、ベスト、スラックスの3ピーススーツとシャツの4点セット。pillingsとしても初の試みとなるパッチワーク職人とのコラボレーションによって誕生した。本来はミシンを使うところもすべて手作業のオートクチュール。熟練の技術と時間をかけた丁寧な工程により、繊細なパッチワークの美しさが際立つ。クラシックなデザインに、遊び心を感じるモダンなエッセンスをひとさじ。身につけることで、ファッションの奥深さや職人技の素晴らしさに触れ、新たな発見へと導かれる。
販売価格:¥880,000(90cm100cm)¥990,000(110cm120cm130cm)
素材:スーツ:ウール/アップリケ:シルク
商品名:gabriel(ガブリエル)
手刺繍で縫い付けられた大胆な花モチーフのシルクアップリケが目を惹くドレスジャケットを軸に、ベストとハーフショーツの3ピーススーツとシャツをセットに。このスーツは、すべてのパーツをひとつひとつ手作業で作り上げた本格的なオートクチュール。細部にまでこだわったこの一着は、特別な存在感を持ちながらも、快適な着心地を実現。クラシックな美しさと実用性が調和したデザインで、ファッションの楽しさを体感させ、服を纏う喜びを提供される。
販売価格:¥880,000(90cm100cm)¥990,000(110cm120cm130cm)
素材:スーツ:ウール/アップリケ:シルク
商品名:halo(ヘイロー)
繊細まで編み上げられたレースが、華やかな印象へと導くヘッドドレス。レース部分はドレスと同じ希少な綿糸を使用し、熟練した職人がハンドニッティングで丁寧に編み上げられている。機械では表現できない繊細な仕上がりで、手作業ならではの温もりと特別な質感を演出。アイコニックで印象的なストラップとニットの伸縮性により、自然と頭の形にフィットするデザイン。快適な着用感と美しいデザインを兼ね備えたこのキャップは、身につけるだけでワンランク上のドレスアップが実現される。
販売価格:¥66,000
素材:コットン/別布:ポリエステル
商品名:fedora(フェドーラ)
手編みであることを疑うほど精巧な技術で編み上げられた、オールハンドニッティングの中折れ帽。職人たちによる丁寧な手仕事が際立つ。麻混素材を使用し、張りがありつつも柔らかさを持つこの帽子は、シルエットに変化を加えやすく、日常のコーディネートに特別感がプラスされる。中折れ帽という大人向けアイテムをキッズサイズで仕立てたことで、背伸びしたい子ども心をくすぐり一生の宝物に。
販売価格:¥55,000
素材:綿麻
About pillings
ピリングとは「毛玉」のことで、布地にできる小さな繊維のほつれを意味する。毛玉ができるまで大切に着続けてほしいというブランドの願いが込められている。また、摩擦によってできる糸くずのように、<pillings>の服は職人との絶え間ないコミュニケーションと実験的な試行錯誤によって開発され、毎シーズンのデザインにつながっている。
About STUDIO MARLMARL
ベビー・キッズ向けギフトブランド「MARLMARL」が手がけるフォトスタジオ。「一瞬の非日常へ」のコンセプトのもと、作り込んだライティングや衣装で子どもの成長記録としての写真の枠を超え、作品の域まで高めた写真を提供する。現在、丸の内、芝公園の2店舗を運営。
スタジオ url:https://www.studio-marlmarl.com/
専用LPページurl:https://www.studiomarlmarl.com/feature/pillings