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“ブルーピリオド”とThe Chain Museumのコラボプロジェクト、「ブルーピリオド ✕ ArtSticker vol.2」開催

Sep 1, 2024
The Chain Museumは、漫画『ブルーピリオド』とのコラボプロジェクト「ブルーピリオド × ArtSticker」を実施し、アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker」を通じてアーティストたちが作品を展開する。会場は六本木の「アートかビーフンか白厨」で、2024年9月5日(木)から9月28日(土)まで開催し、その後海外展開も予定している。本展の出展作品はArtSticker限定で販売し、全て先着制で2024年9月5日(木)から販売受付を行う。

“ブルーピリオド”とThe Chain Museumのコラボプロジェクト、「ブルーピリオド ✕ ArtSticker vol.2」開催

Sep 1, 2024 - NEWS
The Chain Museumは、漫画『ブルーピリオド』とのコラボプロジェクト「ブルーピリオド × ArtSticker」を実施し、アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker」を通じてアーティストたちが作品を展開する。会場は六本木の「アートかビーフンか白厨」で、2024年9月5日(木)から9月28日(土)まで開催し、その後海外展開も予定している。本展の出展作品はArtSticker限定で販売し、全て先着制で2024年9月5日(木)から販売受付を行う。

このコラボプロジェクトは、ArtStickerが選んだアーティストによる展覧会で、現役美大生から美大卒業のアーティストまでが、各キュレーションテーマに共鳴した作品を展開する。アートは鑑賞者によって受け取り方が異なるように、アーティストがどのように表現するのかもそれぞれ異なる。『ブルーピリオド』の主人公、八虎が一枚の絵をきっかけにアートの世界にのめり込んだように、本展の作品をきっかけにアートの深い世界に踏み込んでみるのはどうだろう。そして、『ブルーピリオド』の世界により深く浸かってみるのも良いだろう。

「ブルーピリオド ✕ ArtSticker Vol.2」のキュレーションテーマは『肌理に線を引く』だ。言葉「書く/描く/画く」は全て「掻く」という意味から派生したとされる。線を引く、描く、皮膚を引っ掻く。まっさらな面を分かち、表面を傷つけることでイメージは現れる。世界は滑らかに、フラットになっていくように見えるが、少し触れるだけで発疹ができてしまう。しかし、あらゆる創作は掻きむしることから始まるかもしれない。物と物の境界を自覚し、身体に刻まれた傷とともに、人々はどのように線を引き、何を傷つけ、どこに向かうのか。ブルーピリオドは、創作へのエネルギーや熱量と、その裏側を描いている。人間の肌・美術作品のテクスチャー・漫画に使用されるトーンも、見る人によってさまざまに捉えられ、持ち主だけの意味を持つべきだ。現代社会に生きる私たちの抽象化された個人、作家性について、世界と自分の間にある”自身が持つ肌理”から、考えを深めていくことが求められる。

展覧会情報
タイトル:ブルーピリオド ✕ ArtSticker Vol.2
日程:2024年9月5日(木)〜9月28日(土) *日・月は定休
※9月4日(水)15:00〜17:00にメディア向けのプレスプレビューを行う。
時間:17:00〜23:00
場所:アートかビーフンか白厨
〒106-0032 東京都港区六本木5丁目2−4 朝日生命六本木ビル 2階
主催:ArtSticker(運営:The Chain Museum)
協力:株式会社 講談社
入場料:  無料
出展作家:
菊池虎十 / Taketo Kikuchi
岸裕真 / Yuma Kishi
清川漠 / Baku Kiyokawa
永井天陽 / Soraya Nagai
松浦美桜香 / Mioka Matsuura
展覧会の詳細について

ブルーピリオド ✕ ArtSticker Vol.2 参加アーティスト

菊池虎十 / Taketo Kikuchi
1998年生まれ。東京都出身。
東京藝術大学大学院美術研究科工芸専攻染織研究分野修了。
描いたものの変容をテーマに、染色した布を空間に合わせて装飾する際に歪ませ、独自の形に変化させて作品を制作している。 布という可変する素材を中心に平面作品やインスタレーション制作を行なっている。 主な展覧会に「by my side」(MATTER、東京、2023)、「Homesick Creature」(BEAMST HARAJUKU、東京、2023) 、Slow Culture #kogei (KCUA 京都 2023) 、EASTEAST (科学技術館 東京 2023)

岸裕真 / Yuma Kishi
1993年生まれ。アーティスト。
人工知能(AI)を、「人間と異なる未知の知性=Alien Intelligence」と捉え直しデータドリブンなデジタル作品や絵画・彫刻・インスタレーションを制作する。主に西洋とアジアの美術史の規範からモチーフやシンボルを借用し、美学の歴史に対する我々の認識を歪めるような作品を手がける。岸の作品は見る者の自己意識の一瞬のズレを呼び起こし、「今とここ」の間にあるリミナルな空間を作り出す。 主な個展に「The Frankenstein Papers」(2023, DIESEL ART GALLERY, 東京)、「Imaginary Bones」(2021, √K Contemporary, 東京)、参加企画展に「DXP2」(2024, 金沢21世紀美術館, 金沢)、「ATAMI ART GRANT 2022」(2022, 熱海市)、受賞歴に「CAF賞2023ファイナリスト」などがある。

清川漠 / Baku Kiyokawa
清川漠は1996年東京都生まれ。2020年⼥⼦美術⼤学芸術学部美術学科洋画専攻卒業。
主な個展に「触感と反射」(FOAM CONTEMPORARY、東京、2024)「境界線上に在る」(日本橋三越本店コンテンポラリーギャラリー、東京、2023)、「 ⬜︎からの脱却 」(OFギャラリー、岡山県、2023)、「境界線に鋏」 (銀座蔦屋書店アートウォール・ギャラリー、東京、2021)、「清川漠展」(⽇本橋三越本店美術サロン、東京、2021)、「空々漠漠」(cocoto、京都、2021)、「withdrawal」(⻲⼾アートセンター、東京、2021)、グループ展に、「奈落で⽔を飲む」(KATA、東京、2021)、「 線と_ 」(Artas Gallery、福岡、2021)、「100⼈10」(ログズビル、東京、2020)、「Rich Seasons III」(オリエアート・ギャラリー、東京、2020)など。「CAF賞2020」⼊選、「SICF21」⽥中景⼦賞受賞。

永井天陽 / Solaya Nagai
1991年埼玉県飯能市出身。2016年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コース修了。
主な展覧会に2023年「アーティスト・プロジェクト#2.07 永井天陽『遠回りの近景』」(埼玉県立近代美術館、埼玉、2023)「ぬるまるつぼ」(HARMAS GALLERY、東京、2021)、「フープとホール」(THE POOL、広島、2021)、「名無しのかたち」(武蔵野美術大学 gFAL、東京、2018)。主なグループ展に「第23回アートギャラリーホーム作品展」(チャームケア旗の台、東京、2024)、「1st Anniversary Bunkamura Gallery Selection 2024」(Bunkamura Gallery、東京、2024)、金氏徹平、大西晃生、永井天陽三人展「THREE」(京一原絵 Art Gallery、北京、中国、2024)、「助教・助手展2023 武蔵野美術大学 助教・助手研究発表」武蔵野美術大学 美術館・図書館、東京、2023)、「Footprints of 7 Artists」(銀座蔦屋書店 FOAM CONTEMPORARY、東京、2023)、「Annual vol.1 – Imaging –」(THE POOL、広島、2023)、「感性の遊び場」(ANB Tokyo 3F.4F、東京、2022)、「群馬青年ビエンナーレ2021」(群馬県立近代美術館、群馬、2021)。

松浦美桜香 / Mioka Matsuura
2001年東京都生まれ。2020年多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻入学(在籍中)。
油彩画、木炭画、陶器やファブリックによる立体造形など作品の形態は多様。絵画では記憶にある他者の姿や、自作のぬいぐるみをモチーフとして描いており、歪んだ造形や姿勢が木炭や油彩によって生々しい実感を伴って捉えられている。大学在籍中ながら多くの公募展、企画展、個展等で発表している。
主な個展に「Une 妙」(changting gallery、東京、2023)、「wsiw¿」(GALLERY ROOM・A、東京、2023)。主なグループ展に「meet your art fes2023」(天王洲アイル、東京、2023)、「familiar faces」(ロッテルダム、オランダ、2022)、「デッカいダンス」(R for D,matter、東京、2022)「影に水を射す」(DOMICILE TOKYO、東京、2021)、「ブルーピリオド×Artsticker 第3期」(hotel koe Tokyo、東京、2021)、「nature X unnatural」(Room_412、東京、2021)、「generic angels」(プライベイト、東京、2021)、「ニュー・タイプ」(space33、東京、2021)
主な賞歴として、2020年「FACE2021」(SOMPO美術館, 東京)入選、2021年「シェル美術賞2021」(国立新美術館, 東京) ユアサエボシ審査員賞、2022年「出光アートアワード2022」(国立新美術館, 東京) 学生特別賞、2023年「上野の森美術館大賞」入選、2023年「GEISAI#22&classic」タカノ綾賞などがある。

漫画『ブルーピリオド』INTRODUCTION
講談社「アフタヌーン」で連載中の漫画作品。高校生・矢口八虎が絵を描く悦びに目覚め、美大を目指して青春を燃やす物語。2020 年にマンガ大賞 2020 と第 44 回講 談社漫画賞 総合部門を受賞し、翌年 TV アニメ化。

会場:アートかビーフンか白厨(パイチュウ)について

ArtStickerを運営するThe Chain Museum がプロデュースする台湾料理が楽しめるアートギャラリー。再開発で取り壊しの決まっている雑居ビルにて毎月アートプロジェクトを企画運営している。「アートかビーフンか」という名前の通り、お客さまにはギャラリー空間での作品鑑賞を楽しんでいただくことも、飲食スペースにて食事をしていただくことも可能。(ドリンク片手に作品鑑賞も可能)店名の「白厨」はホワイトキューブへのリスペクトや憧れと、キッチンから漂う安心感や温かみを組み合わせた造語だ。
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ArtSticker(アートスティッカー)について

株式会社The Chain Museumが運営する、アートに出会う機会と、対話を楽しむ場所を提供し、アート鑑賞の「一連の体験をつなぐ」プラットフォーム。著名アーティストから注目の若手アーティストの作品まで、幅広く収録。作品のジャンルも、インスタレーション、絵画、パフォーミングアーツなど、多岐にわたっている。また、ArtStickerはデジタル上だけでなく、リアルでユニークな場所と出会うことで、アートやアーティストが世界と直接つながることを希求している。
ArtSticker Webサイト
ArtSticker ダウンロードURL
App Store:https://apps.apple.com/app/artsticker/id1446438049
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=art.tcm.artsticker

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