Solitude StudiosがDOMICILE TOKYOにてポップアップを開催
<Solitude Studios>は、衣服を主たるメディアとするコペンハーゲン拠点のスタジオである。これまでのコレクションでは、人間と自然との関係や、自然が自らと相互作用する存在であることなど、外的自然から着想を得てきた。しかし今回は、視点を内側へと向けている。
「Missing Memories」は、人間の記憶の性質――その歪み、真実、そして語られる物語――をテーマとしている。このコレクションは、鮮やかで構造的な記憶から始まり、徐々に曖昧で流動的なシルエットへと変化していく、ひとつの「記憶のフェード」を表現している。私たち自身の記憶と、創作した登場人物たちの記憶が交差し、事実と認識の境界が曖昧になる。
記憶を辿る中で、「真実とは何か」という問いがより深く浮かび上がってきた。特に私たちはヘーゲルのある著作に強くインスピレーションを受けている。彼は、複数の「真実」が互いに否定することなく共存していく構造を論じている。過去の真実は否定されるのではなく、「以前の真実」として、新たな真実の土台となるものである。彼はこの考えを果樹に例え、蕾が花に置き換わり、最終的に果実へと移り変わる過程を語っている。果実は「最終的な真実」として認識されるかもしれないが、それはそれ以前の段階があったからこそ成立するのである。
本コレクション「SS25」は、4月13日(日)から4月20日(日)までの期間、DOMICILE TOKYOにて展示する。会場では、限定のウェディングドレスを含む作品群をご覧いただけるほか、ヘアスタイリスト・Hayate Maedaによる演出、Koichiによるパフォーマンス、そしてKim Smithによる音楽が空間を彩る。また会場では、コペンハーゲンのスペシャリティも用意されており、五感で楽しめるイベントとなっている。
イベント詳細
日時:2025年4月13日(日)~ 4月20日(日)12:00-20:00
会場:DOMICILE TOKYO
東京都渋谷区神宮前4-28-9
オープニングレセプション:2025年4月13日(日)17:00-20:00
DOMIICLEについて
2017年7月、原宿の古民家を改装してオープンしたセレクトショップ。 ニューヨークと東京のストリートシーンから生まれるファッション、音楽、アートなどのクリエイティブ ハブとして、随時最先端のアンダーグランドなカルチャーを紹介している。店舗デザインは、国内外で活躍する気鋭のグラフィックアーティストYOSHIROTTENが担当。『近未来的な 日本の民家』をコンセプトに、実際に昔からある民家にYOSHIROTTENが解釈したフューチャリスティックな要素を加え、過去と未来の二つの世界を融合。庭には、鹿おどしと東京都伊豆諸島の神津島から取り寄せた石を配置し、店内は元々の素材や建築を尊重しつつも、ネオンライトや宙に浮く盆栽、カラフルなアクリルの障子、洗濯竿から作ったラックなど海外からのお客様も日本国内のお客様にも新しさを感じていただける空間となってる。
HP:https://domicile.tokyo/
Instagram:@domicile.tokyo