生まれ育ったのは長野県松本市。小学校に毎日着ていく服を選ぶことが好きでした。お母さんやおばあちゃんが昔着ていた服を組み合わせて、『VOGUE』を見てモデルの真似ごとして。踊ることも好きだったから地元のダンススクールにも通って。そんな子ども時代でした。

ダンスがしたくて高校進学を機に上京してきたんですけど、ちょっと気持ちがフワフワしていたんです。「自分がやりたかった表現って本当にこれなのかな？」って。そんな時に今のマネジャーと出会って、山口小夜子さんや寺山修司さんの世界を教えてもらったんです。それまで知らなかったパフォーマンスのバリエーションを知って、「こういう表現方法があるんだ！」って感動した。「わたしもこんな“表現“がしたい！」って思えたんです。

確固たる意志を持ってダンサーになりたいって思ったことは、あんまりなくて。実は今でも「ダンサー」って言われると、ちょっとこう、違和感があるぐらい。わたしは考えすぎるところがあって、以前まで「何者かにならなきゃ」っていう固定観念があったんです。でもそれって、自分の可能性を狭めてしまいますよね。そもそも“表現“は自由なはずなのに型に縛られてしまうと、壁にぶち当たるというか……。自分のやりたかった“表現“は、考えすぎないからこそ得られるんだと思ったんです。

そんな時にお芝居のオファーが来たんです。不安よりも好奇心が勝ち、挑戦してみたら、演じることの楽しさを知りました。今は踊ったり、モデルをしたり、お芝居もさせてもらっていますが、それらは全部、感覚で選び取ってきたこと。来た波にはとりあえず乗ってみる。ある意味、思考停止させてるかも（笑）。

わたしだって、わたしらしさってわかんなくて、まずは真似から入ったんです。好きなファッション誌を見て、「こんな風になりたい」と思った人の真似をした。でも他者だから、絶対真似できないこともあるじゃないですか。自分が追いつけない部分。その到達できない部分を見つめて、自分には何が足りないんだろう・何が備わっているんだろうって考えていく。結果わたしらしさが見えてくるのかも。

自分らしく生きている実感？ うーん。死ぬまで探し続けてると思う。わたしらしさを。自分では、わたしらしさが何なのか・どこにあるのか気づけない。気づける人の方が少ないのかなって思うんですよね。着ている洋服を見て「アオイらしいね」と言われることはあるけど……。自分らしさって、周りが受け入れてくれるものだとも思う。自分で作れない。周りが気づかせてくれるものなんじゃないかと思うんです。

発光したようなツヤとみずみずしさが続くリキッドファンデーションを、素肌を活かす感じで薄く塗布。目もとは、5つの光彩効果で自然な造形をつくるアイシャドウパレットの締め色でアイラインを入れて、さりげない強さを加味。

上段左から：インウイ フィックスプライマー（SPF50+・PA+++）、インウイ リキッドファンデーション 02（SPF50+・PA++++/全5色）
下段左から：インウイ アイズ 05（全6種）、インウイ チーク 03（全3色）、インウイ リップ 04（全6色）
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撮影を終えて
「inoui（インウイ）でメイクすると『自然体でいいんだよ』と話しかけてくれる感じがしました。特に、リップは自然な色みにツヤとうるおいを与えてくれます。肌や唇が光を受けとって、自分自身が本来持つ色を表面に出してくれる感じがしました」

Profile _ アオイヤマダ
2000年生まれ、長野県出身。高校進学を機に上京し、表現者として活動を本格化。アーティストのMVへの参加、モデル、ナレーションなどノンジャンルで活動。Netflixシリーズ『First Love 初恋』や2024年公開の映画『PERFECT DAYS』、などに俳優として出演。
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