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NACC/日本橋アナーキー文化センターVol.4を 2月4日(土)〜3月16日(木)にて開催

Feb 4, 2023

NACC/日本橋アナーキー文化センターVol.4を 2月4日(土)〜3月16日(木)にて開催

Feb 4, 2023 - NEWS
近年、都市開発で変化する日本橋を拠点に、さまざまなアーティストのクロスカルチャーの発信地として 株式会社 SOSU(ソスウ)が運営する「NACC/日本橋アナーキー文化センター」より Vol.4展示を2023年2月4日 (土) 〜 2023年3月16日 (木)にて開催される。
NACCでは、第4弾目の企画展として「アートは魔術」を後藤繁雄(G/P+abp)のキュレーションのもとに開催する。
本展はメゾン ミハラヤスヒロが発行するアートフリーペーパー『土色豚』に登場した最も注目すべき新鋭アーティストによる第二回目の選抜展となっている。
無料で観れるので是非日本橋に足を運んで、アナーキーな世界を楽しんでほしい。

このニュースでは、今回の企画展「アートは魔術」の出展作家4人をご紹介。

たかくらかずきは、仏教における転生とゲーム世界のステージをアナロジーとして扱う。彼が創るNFT作品は、まさに再魔術化の実践だ。 また、現役の看護師でもある小嶋晶は、ボディと認知の接続を疑う。 また、山形を拠点に制作する⻘山夢は、神話学的思考で世界をとらえなおし、獣を通して呪われた人間の宿痾を描き出す。 そして多和田有希は現代写真アートそのものを再魔術の最前線として再定義する。

キュレーターステートメント

AI が支配するこの現代社会において、アートが唯一の「魔術」であるということは、まだ隠されている。我々の必読書である『デカルトからベイトソン』を著したモリス・バーマンは、その中で「再魔術化(Reenchantment)」という重要なキーワードを抽出したが、まさにこれこそが行く手を照らす光である。
アートフリーペーパー『土色豚』は、メゾン ミハラヤスヒロの、春夏と秋冬のパリコレのタイミングで、2019年から配布されてきた40ページ からなる大判の印刷物だ。毎回5人の新鋭アーティストがキャスティングされ、後藤繁雄がキュレーションを担ってきた。その隠れたテーマは、 若手アーティストが予見的に捉えている「再魔術」を顕在化することでもあった。第4回目の展覧会のタイトルは、「アートは魔術」。さあ、パンドラの箱が今、開けられる!

たかくらかずき

1987 年生まれ。
東京造形大学大学院修士課程修了。
3DCG やピクセルアニメーション、3D プリント、VR、NFT などのテクノロジーを使用し、東洋思想による現代美術のルール書き換えとデジタルデータの新たな価値追求をテーマに作品を制作している。
現在はおもに日本仏教とキャラクターをコンセプトに作品制作を行う。
京都芸術大学非常勤講師。
opensea で NFT シリーズ「BUSDDHA VERSE」を展開中。
今回は現在製作中の NFT アートと現代美術をつなぐ作品群『ハイパー神社』プロジェクトの一環として、『JPG 大明神』『PNG 大明神』『GIF 大明神』の分霊とそれらを祀る分祠を展示する。 『ハイパー神社』プロジェクトはデジタルデータ上のあらゆる拡張子を神格化し、またキャラクター化することで NFT やさまざまな作品に展開する神道・キャラクター・デジタルをテーマとした作品群で、今回が最初の作品になる。

小嶋晶

大阪生まれ。
看護師として手術室や集中治療室で働いた後、芸術活動を始める。
2019年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了。
2022年に京都市芸術新人賞、2021年に咲くやこの花賞を受賞。
その他受賞歴に、「第23回岡本太郎現代芸術賞展」入選、「Kyoto Art for Tomorrow 2020-京都府新鋭選抜展-」最優秀賞、「アートアワードトーキョー丸の内 2019」グランプリ、「京都市立芸術大学作品展」大学院市⻑賞がある。 生涯制作活動を通じてアニマを探究する事を目的とし、ここ数年は多様なメディアを用いて生についてをテーマに制作を続けている。

⻘山夢

1997 年茨城県生まれ。
東北芸術工科大学大学院芸術文化専攻絵画領域修了。

「現代生活において、絶対的な自然の破壊力によって、世界は混迷しています。 制限され生きづらさを抱える中で、境界なく入り混じりつながる獣に強い可能性を感じ、様々な動物の皮膚を結合させ、破壊と治癒の循環を死者の行方を見守る番犬の背中を開き、描き置きました。
また、作品裏側には日本列島が消滅した2億5000万年後から形成されると考えられている一つの超大陸、パンゲア・ウルティマ大陸を国境ごとに刺繍、結合し地球の開きを表現しました。」

多和田有希

自ら撮影した写真を消す(削る、燃やすなど)という行為を通し、都市や群衆の集合的無意識や個の意識変容をイメージとして湧出させる。 近年の主な展覧会に「見るは触れる 日本の新進作家 vol.19」(2022年・東京都写真美術館)、「第12回恵比寿映像祭 時間を想像する」(2020年・東京都写真美術館)、個展「悪魔祓い、系統樹、神経の森」(2018年・G/P Gallery)、「写真都市展ウィリアム・クラインと 22世紀を生きる写真家たちー」(2018年・21_21 DESIGN SIGHT)。 主な作品収蔵先として東京都写真美術館、スミソニアン博物館フーリアギャラリーなど。

展示と並行し、『土色豚』バックナンバーを合本し DIEGO がペインティングした限定100部のスペシャルブック 『DOIROBUTA OBSESSION MUSEUM』の展示販売も引き続き行われる。

 

“NACC/日本橋アナーキー文化センター Vol.4”

【エキシビジョン】計21組 / 22名

「アートは魔術 / 土色豚 選抜展その2 Art is Magic」Curated by SHIGEO GOTO with G/P+abp

たかくらかずき、小嶋晶、⻘山夢、多和田有希

日山 豪、もしもしチューリップ、Biko and Kenny from TZC、DIEGO、 KOSUKE TSUMURA、PAC CAT、urayutaka、 Water Blue、 かんばらけんた、高村月、ちびもえこ、肉襦袢ゲブ美、平位蛙×MACHAKIMEN、 山田ホアニータ、 ChikakoTakemoto、Kily shakley、KUMI

【展示期間】 2023年2月4日 (土) 〜 2023年3月16日 (木)

【その他インフォメーション】染め花専門のフラワーショップ Camille-Tokyo や、 スーパーフルーティがコンセプトの超高品質コーヒー Acid Coffee Tokyo のコーヒー豆、 さらにアートブックや NACC 限定アイテムなど、物販スペースも併設。

【協賛】アオイネオン株式会社、Oi-chan(OIP)、Acid Coffee Tokyo、 Camille-Tokyo、Insideout ltd.、ON 【協力】 JFW 推進機構

【詳細】
[住所]〒103-0022 東京都中央区日本橋室町 1-6-2 日本橋室町 162 ビル 1F 東京メトロ / 半蔵門線、銀座線 「三越前駅」A1 出口前
[営業]展示開催期間は全日営業、入場無料
[営業時間]平日 10:00〜19:00 / 土日祝 10:00〜20:00
[電話番号]03-6262-3862
[メール]nacc@sosu.co.jp
[ホームページ]http://nac-c.jp/
[運営]株式会社 SOSU

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