ギャラリー小柳で須田悦弘の個展を開催、新作を中心にインスタレーションを展開
須田悦弘は、本物と見紛うほど精緻な草花の木彫を制作し、部屋の片隅や壁、床のわずかな隙間など、思いがけない場所に設置することで、空間全体をインスタレーションとして構成してきた。その作品は、鑑賞者の視点を変え、建築や空間の細部へと意識を向けさせる。2024年には東京都庭園美術館の「旧朝香宮邸を読み解くA to Z」展や、渋谷区立松濤美術館の「須田悦弘」展で、それぞれの建築の特徴と呼応するインスタレーションを発表した。

Suda Yoshihiro, Morning Glory, 2024
2023年にギャラリー小柳で開催された前回の個展「補作と模作の模索」では、杉本博司のディレクションのもと、杉本が選んだ骨董の器を「場」として作品を制作した。今回は、2016年に改装されたギャラリー小柳の空間を須田自身が改めて見つめ直し、インスタレーションを展開する。

また、会期中の11月28日(土)には、作品集『須田悦弘』が刊行される。2010年の作品集以来となる包括的なモノグラフで、初期の作品から最新のプロジェクトまでを収録。全288ページのハードカバー仕様で、ブックデザインを下田理恵が手がけ、杉本博司が寄稿している。刊行当日にはギャラリー小柳で出版記念レセプションとブックサイニングを開催し、須田本人が在廊する。
プロフィール
須田悦弘
1969年、山梨県生まれ。東京を拠点に活動。本物と見紛うほど精緻な草花の木彫を制作し、建築空間のさまざまな場所に配置するインスタレーションで知られる。
主な個展に、ミュンヘン州立版画素描館(2025年)、渋谷区立松濤美術館(2024年)、千葉市美術館(2012年)、ホノルル現代美術館(2009年)、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(2006年)、国立国際美術館(2006年)、パレ・ド・トーキョー(パリ、2004年)、アート・インスティテュート・オブ・シカゴ(2003年)、原美術館(1999年)など。
2027年3月13日から6月13日には、神奈川県立近代美術館 葉山で個展を開催予定。同館の近代美術コレクションから須田が作品を選び、それに呼応するインスタレーションを制作する。
開催情報
須田悦弘
会期:2026年11月4日(水)-2027年1月16日(土)
会場:ギャラリー小柳
住所:東京都中央区銀座1-7-5 小柳ビル9F
開廊時間:12:00-19:00(11月6日(金)-8日(日)のアートウィーク東京期間中は10:00-18:00)
休廊日:日曜・月曜・祝日(11月8日(日)は開廊)
冬季休廊:12月27日-1月7日
お問い合わせ:03-3561-1896 / mail@gallerykoyanagi.com
ウェブサイト:www.gallerykoyanagi.com
Instagram:@gallerykoyanagi
関連イベント
作品集『須田悦弘』出版記念レセプション&ブックサイニング
日時:2026年11月28日(土)17:00–19:00
会場:ギャラリー小柳
出演者:須田悦弘(作家在廊)
作品集情報
書名:須田悦弘
発行・発売:2026年11月28日(土)
発行:くま書店|Kuma Publishing
頁数:288ページ
体裁:A4変形(295×225 mm)・ハードカバー
ブックデザイン:下田理恵
言語:日本語・英語
寄稿:杉本博司