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ALTRA共同創業者が語る15年以上変わらないブランド哲学、「TORIN 9」発売を記念した発表会を開催

Jul 15, 2026
<ALTRA(アルトラ)>が、ロードランニングシューズ「TORIN 9(トーリン 9)」を2026年7月17日(金)より発売する。それに先立ち、東京・代々木公園で新商品発表会とグループランイベントを開催。会場には共同創業者のブライアン・ベックステッド氏が来日し、ブランド誕生の背景や「人間本来の自然な走り・歩きを取り戻す」という創業時から変わらない理念、そしてその思想を受け継ぐ最新モデル「TORIN 9」について語った。

ALTRA共同創業者が語る15年以上変わらないブランド哲学、「TORIN 9」発売を記念した発表会を開催

Jul 15, 2026 - NEWS
<ALTRA(アルトラ)>が、ロードランニングシューズ「TORIN 9(トーリン 9)」を2026年7月17日(金)より発売する。それに先立ち、東京・代々木公園で新商品発表会とグループランイベントを開催。会場には共同創業者のブライアン・ベックステッド氏が来日し、ブランド誕生の背景や「人間本来の自然な走り・歩きを取り戻す」という創業時から変わらない理念、そしてその思想を受け継ぐ最新モデル「TORIN 9」について語った。

「怪我の原因はシューズにあるのではないか」──共同創業者が語ったブランドの原点


イベントでは、共同創業者のブライアン・ベックステッド氏が、<ALTRA>誕生までのエピソードを自らの言葉で振り返った。

ブランドの原点は、共同創業者ゴールデン・ハーパー氏の父が営んでいたランニングショップにある。日々ランナーから寄せられる怪我の相談を受けるなかで、「怪我の原因はランナーではなく、シューズそのものにあるのではないか」という疑問を抱いたことが、すべての始まりだった。

そこでハーパー氏は、市販のランニングシューズをオーブントースターで加熱し、ソールを剥がしてかかとの厚みを削るという実験を繰り返す。かかととつま先の高低差をなくしたシューズをランナーに試してもらうと、「痛みが軽減した」「以前より楽に走れるようになった」といった声が寄せられた。その試行錯誤が、現在の<ALTRA>を象徴する「ゼロドロップ」構造へとつながっていく。

そのアイデアを携え、複数のシューズメーカーの門を叩いた。しかし返ってきた答えは、どこも"No"だった。

それでも、「本当にランナーの役に立つシューズになる」という確信は揺らがなかった。だからこそ、自分たちの手でブランドを立ち上げることを決意する。創業当時は父親の家を担保に資金を調達するほど、後戻りのできない挑戦だったという。

ブランドを立ち上げるにあたり、名前にも強いこだわりを持っていた。当時、創業メンバーはアルファベット順で目に留まりやすいよう、「A」で始まるブランド名を探していたという。その中で出会ったのが「ALTRA」だった。

ブライアン氏は、「ALTRA」という言葉には「変える」「より良くする」という意味に加え、「Alternative(もう一つの選択肢)」というニュアンスが込められていると説明。「私たちは業界を変えたかった」と語り、既存のランニングシューズとは異なる選択肢を提示することこそが、ブランド創業時から掲げてきた考え方だったと振り返った。

さらに、開発中のプロトタイプを履いて100マイル(約160km)のトレイルレースへ出場したエピソードも紹介。結果は自己ベストを更新し、レース後には足にマメが一つもできなかったという。この経験が、「このシューズなら世界中のランナーに届けられる」と確信するきっかけになったと語った。

創業者自らが振り返った数々のエピソードに共通していたのは、机上の理論ではなく、自ら試し、ランナーの声を聞きながら積み重ねてきた実践のプロセスだった。<ALTRA>というブランドが、ランナーの課題から生まれたブランドであることを改めて感じさせる時間となった。

15年以上変わらない、「人間本来の自然な走り・歩きを取り戻す」という哲学


発表会では、<ALTRA>が創業以来変わらず大切にしてきたブランドの思想についても語られた。

ブランドを象徴するのが、足指が自然に広がる空間を確保した「FootShape™」デザインと、かかととつま先の高低差を設けない「ゼロドロップ」構造だ。これらは、「人間本来の自然な走り・歩きを取り戻し、怪我なく長く走り続けてもらう」というブランドの原点から生まれた設計思想である。

市場やテクノロジーは大きく変化してきた。それでも、この考え方だけは15年以上変わっていない。

イベント終盤、「なぜ15年以上その考え方を貫いているのか」と問われたブライアン氏は、笑みを浮かべながら「It works.(うまく機能する)」と一言だけ答えた。

シンプルな言葉ではあったが、その一言には、ブランドが積み重ねてきた実験と経験、そして15年以上磨き続けてきた設計思想が凝縮されていた。

長い説明よりも、この短い一言の方が、<ALTRA>というブランドを象徴していたように思える。創業時から積み重ねてきた検証があるからこそ、その言葉には確かな説得力が宿っていた。

ブランドの思想を受け継ぐロードランニングシューズ「TORIN 9」


「TORIN」は、<ALTRA>を代表するロードランニングシューズとして、多くのランナーから支持を集める定番モデルで、ブランド哲学を体現するモデルと言える。「TORIN 9」はその最新モデルとなる。

今作最大のアップデートは、新たにアウトソールに採用された「Vibram® XS DURA」ラバー。高い耐久性を備え、前作「TORIN 8」と比べてグリップ力が8.5%向上。さまざまな路面や低温環境でも、安定したパフォーマンスを発揮する。

ミッドソールには、新開発の「P35X™」デュアルデンシティ(2層構造)フォームを採用。柔らかなクッション性と反発性、ブレの少ない安定感を両立した。

また、スタックハイト(※)は前作より2mm低い28mmに設定。柔軟性とダイレクトな接地感を高めたほか、ヒール形状やシュータン、通気性に優れたメッシュを刷新し、足を入れた瞬間から包み込まれるようなフィット感を実現している。

もちろん、<ALTRA>のDNAであるFootShape™トゥボックスやゼロドロップ構造も継承。ブランドが創業以来掲げてきた「人間本来の自然な走り・歩きを取り戻す」という思想を、最新の技術でアップデートした一足に仕上がった。

スペックだけを見れば、新しい素材やソール構造のアップデートが目を引く。しかしイベントを通して振り返ると、TORIN 9は新しい価値を生み出したモデルというよりも、創業以来変わらないブランドの思想を、現在の技術でより高い完成度へ磨き上げた一足だと感じられた。

※スタックハイト:シューズのソールの厚さを示す数値。

「TORIN 9」を履いて代々木公園をグループラン



発表会の最後には、参加者が実際に「TORIN 9」を着用し、代々木公園周辺でグループランを実施した。

座学で触れたブランドの哲学を実際のランニングで体感する機会となり、足指が自然に広がるフィット感やゼロドロップならではの接地感、そして安定したライドフィールを確かめながら走る参加者の姿が見られた。

製品のスペックを紹介するだけではなく、その背景にある思想まで体験を通じて伝える──。<ALTRA>らしいブランド体験を体現したイベントとなった。

創業者が語ったブランドの原点から始まり、その思想を体現するシューズを実際に履いて走るという一連の流れは、「なぜALTRAなのか」を自然と理解できる構成だった。単なる新商品の発表会ではなく、ブランドの考え方まで体験として届けようとする姿勢が印象に残った。

商品概要


TORIN 9
発売日:2026年7月17日(金)
価格:25,300円(税込)
カテゴリー:ロード
カラー:Men's 5色/Women's 4色
スタックハイト:28mm/28mm
ドロップ:0mm(ゼロドロップ)
重量:Men・約269g(US10.5)/Women・約228g(US8.5)

問い合わせ先

ALTRA(アルトラ)
株式会社ストライド
TEL:03-6747-3443
ウェブサイト:https://altrafootwear.jp/
Instagram:@altrajapan
Facebook:@altrarunning.jp
X:@ALTRARUNNINGJP

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