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20年ぶり来日の《夜のカフェテラス》も、「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」が上野の森美術館で開催

May 26, 2026
「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」が、2026年5月29日(金)から8月12日(水)まで上野の森美術館で開催される。すべてクレラー゠ミュラー美術館の所蔵作品で構成される本展では、フィンセント・ファン・ゴッホの画業前半期へと光を当てる。

20年ぶり来日の《夜のカフェテラス》も、「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」が上野の森美術館で開催

May 26, 2026 - NEWS
「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」が、2026年5月29日(金)から8月12日(水)まで上野の森美術館で開催される。すべてクレラー゠ミュラー美術館の所蔵作品で構成される本展では、フィンセント・ファン・ゴッホの画業前半期へと光を当てる。

本展は、バルビゾン派やハーグ派の影響を受けた初期オランダ時代から、印象派の画家たちと交わったパリ時代、そして南仏アルルで《夜のカフェテラス(フォルム広場)》へとたどり着くまでを、約60点のファン・ゴッホ作品を通して辿る構成となる。あわせてルノワール、モネ、ピサロら同時代の画家たちの作品も展示され、時代の空気や色彩の連鎖が立ち上がる内容となりそうだ。

フィンセント・ファン・ゴッホ《じゃがいもを食べる人々》1885年4月、クレラー゠ミュラー美術館 © Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands. Photography by Rik Klein Gotink

ピエール=オーギュスト・ルノワール《カフェにて》1877年頃、クレラー゠ミュラー美術館 © Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands. Photography by Rik Klein Gotink

クロード・モネ《モネのアトリエ舟》1874年、クレラー゠ミュラー美術館  © Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands. Photography by Rik Klein Gotink

カミーユ・ピサロ《虹、ポントワーズ》1877年、クレラー゠ミュラー美術館 © Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands. Photography by Rik Klein Gotink

なかでも注目したいのは、《夜のカフェテラス(フォルム広場)》の来日。約20年ぶりの公開となる本作は、アルルの実在するカフェを舞台に、夜空の深い青とガス灯の鮮やかな黄色が響き合う代表作として知られている。“夜なのに黒を使わない”という革新的な表現には、ファン・ゴッホが色彩によって夜を描こうとした強い意志が宿る。妹ウィレミーンへ宛てた手紙には、「美しい青と紫と緑しかなく」と夜の色彩について綴られており、星々が瞬く空とカフェの灯りが交差する画面には、彼の高揚感まで浮かび上がってくるようだ。

フィンセント・ファン・ゴッホ《夜のカフェテラス(フォルム広場)》1888年9月16日頃、クレラー゠ミュラー美術館 © Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands. Photography by Rik Klein Gotink

フィンセント・ファン・ゴッホ《夕暮時の刈り込まれた柳》1888年3月、クレラー゠ミュラー美術館 © Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands. Photography by Rik Klein Gotink

フィンセント・ファン・ゴッホ《レストランの室内》1887年夏、クレラー゠ミュラー美術館 © Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands. Photography by Rik Klein Gotink

また、本展は2期にわたって開催される大規模プロジェクトでもある。2027年から2028年にかけて予定される第2期では、《アルルの跳ね橋(ラングロワ橋)》が約70年ぶりに来日予定。オランダ国外で公開される機会自体が限られる作品だけに、大きな期待が寄せられる。

ファン・ゴッホは27歳で画家を志し、わずか10年ほどの制作期間のなかで、激しい探究心とともに独自の表現を切り拓いていった。農民たちの営みを見つめた初期作品、印象派との出会いによる色彩の変化、アルルで花開くうねるような筆致。その変遷を一望できる本展は、単なる回顧ではなく、一人の画家が世界を見つめ直していく時間そのものに触れる機会となるはずだ。

夜の街角に差し込む灯りのように、時代を超えてなお色褪せないファン・ゴッホのまなざしを、静かに体感してみたい。

開催情報
展覧会名:「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」
会期:2026年5月29日(金)〜2026年8月12日(水)
※会期中無休
会場:上野の森美術館
住所:東京都台東区上野公園1-2

開館時間:
[日~木曜日] 9:00~17:30
[金・土・祝日] 9:00~19:00
※入館は閉館の30分前まで

観覧料(税込)
平日(月〜金)
土日祝
一般
2,800円
3,000円
大学・専門学生・高校生
1,600円
1,800円
中学生・小学生
1,000円
1,200円
6/30(火)まで高校生以下は無料!

主催:産経新聞社、TBS、TBSグロウディア、博報堂、上野の森美術館
特別協力:クレラー゠ミュラー美術館
公式サイト:https://grand-van-gogh.com/
東京展公式ページ:https://grand-van-gogh-tokyo.com/
Instagram:@grandvangogh_tokyo

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