「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」、電脳空間へダイブする体験型大規模展がTOKYO NODEで開催中
本展は、1989年に士郎正宗が描き出した原作を起点に、1995年公開の劇場版『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』以降、歴代作品のアニメーション制作を担ってきたProduction I.Gと、2026年放送予定の新作アニメを手がけるサイエンス SARUが全面協力。30年にわたる『攻殻機動隊』の歴史を、全アニメシリーズを横断しながら体験できる、シリーズ史上初の大規模展覧会だ。
押井守、神山健治、黄瀬和哉、荒牧伸志といった歴代監督陣が手がけた各作品に加え、サイエンス SARUによる新作アニメに関連する展示も構成され、シリーズごとに異なるテーマや世界観が並置されている。来場者はそれらを行き来しながら鑑賞することで、『攻殻機動隊』が積み重ねてきた多層的な解釈に触れていく。
会場に足を踏み入れると、まずGALLERY A「NODE(思考の結節点)」が広がる。松山周平が手がけた巨大電脳ネットワークビジュアライザー「Nerve Net」によって構成された没入空間は、観る者を一気に電脳世界へと引き込み、作品世界への回路を開く。天井高15メートルの闇の中に立ち上がる寺山紀彦によるインスタレーション「World Tree: Ghost and the Shell」では、有線接続の名場面が立体的に再構築され、アニメーションのイメージが現実空間に浮かび上がる。


続くPATH A「STORY(世界への導入)」では、押井守、神山健治、黄瀬和哉、荒牧伸志という歴代監督陣による本展のための撮り下ろしインタビュー映像を公開。それぞれの視点から語られる「Ghost」と「Shell」という概念が、物語と思想の両面からシリーズの輪郭を立ち上げ、この先に待つ膨大な原画群へと観る者を導いていく。

GALLERY B「DIG(掘り起こす)」は、本展の中核をなす空間だ。約1,600点を超える制作資料や設定資料、背景美術が一堂に会し、来場者自身が記憶に残るシーンを掘り起こす体験が用意されている。タチコマの電脳通信による解説を聞きながら巡るARグラス「電脳 VISION」や、自身が“笑い男”になる疑似ハッキング体験「Laughing Man Mirror」など、鑑賞と体験が交差する構成も印象的である。







また本ゾーンでは、「攻殻機動隊」が投げかけてきた問いを現代的に読み替えるコラボレーション作品群も展示されている。

UNLABELED(Qosmo × Dentsu Lab Tokyo)《AI 監視社会のカモフラージュ》

片山真理《you’re mine #000 / #001》《you’re mine #001》

池上高志《傀儡神楽 ALTER the Android KAGURA》

ANREALAGE 森永邦彦《SCREEN》

草野絵美《EGO in the Shell》2025年
原画展示の中心には、空山基による世界初公開の新作スタチュー『Sexy Robot_The Ghost in the Shell type 1』(2026年)が据えられている。草薙素子をモデルに制作された本作は、士郎正宗への敬意と親愛を込めた象徴的存在として、本展の空気を強く印象づける。

空山基作品 《Sexy Robot_The Ghost in the Shell type 1》2026年 photo by Shigeru Tanaka
さらにGALLERY Cでは、本展限定ショップが展開され、150種を超えるオリジナルグッズが並ぶほか、TOKYO NODE CAFEでは「攻殻機動隊」シリーズの世界観を反映したコラボレーションメニューも提供されている。展示体験は、観ることにとどまらず、手に取り、味わう行為へと広がっていく。






アニメーション、アート、テクノロジーが幾層にも重なりながら、それぞれの記憶や感覚に触れてくる「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」。電脳と現実の境界がゆるやかに揺らぐ感覚体験してほしい。
PHOTO CREDIT:©士郎正宗・講談社/攻殻機動隊展Ghost and the Shell製作委員会
【開催情報】
展覧会名:攻殻機動隊展 Ghost and the Shell
会期:2026年1月30日(金)~4月5日(日)
会場:TOKYO NODE GALLERY A/B/C(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー45F)
住所:東京都港区虎ノ門2-6-2
開館時間:
月曜日 12:00–18:00
火~木曜日 12:00–21:00
金曜日 12:00–18:00予定(※イベントなどにより変更の場合あり)
土曜日・日曜日・祝日 10:00–21:00
※最終入場は各日閉館30分前
※イベント開催日は、18:00〜19:00が会場転換時間となる場合があり、その間はギャラリーA(電脳VISION体験含む)への入場・在館は不可。
※イベント開催日は、18:50までに一度退館する場合あり。
※イベント開催日および実施内容の詳細は公式サイトにて随時案内。
※展示・体験内容は日程や時間帯により一部制限される場合があり。
休館日:会期中無休
観覧料:一般 2,500円(当日2,700円)、高校生・中学生 1,900円、小学生 1,200円、未就学児無料(要保護者同伴)
※チケットは各種プレイガイド(LivePocket、ローチケ、アニメイトチケット)にて販売。
※グッズ付き入場チケット、体験チケットなどの詳細は、購入先により内容が異なるため、公式サイトを要確認。
主催:攻殻機動隊展 Ghost and the Shell 製作委員会
公式サイト:https://www.tokyonode.jp/sp/exhibition-ghostintheshell/
Instagram:@ghostandtheshell
X:@Gats_exhibition