STONE ISLAND、100色・100着限定の革新的ニット「Prototype Research_Series 09」を発表
シリーズ第9作目となる「Prototype Research_Series 09」では、リバーシブル仕様のコットン・シェニール製フーデッドカーディガンをベースに、HDry®メンブレンを備えた膨張式マネキンに装着し、熱風によって生じる空気圧でニットにメンブレンを密着させるという、前例のない3Dラミネーション技術を採用。極薄のメンブレンにより、ニットの構造、色彩、テクスチャーなど、シェニールヤーンの立体的な表情を損なうことなく、防水性と透湿性を備えることに成功した。
製品は、1着につき1色、計100色を展開。鮮やかな色合いから落ち着いたトーン、メランジまで幅広く揃い、すべて一点物として仕上げられている。また、ラミネート面にはジップポケット、ニット面にはカンガルーポケットを配置し、ジッパー開口部はすべて手作業でカットされている。工業技術とクラフツマンシップの融合という<STONE ISLAND>のブランド哲学が体現された仕様となっている。
本作は、2026年1月17日(土)、ミラノ・ファッションウィーク期間中にてプレゼンテーションが行われた。
また、ミラノの<STONE ISLAND(ストーンアイランド)>ショールームで発表された本作のインスタレーションは、「サーキュラー・ニッティングマシン(丸編み機)」の構造から着想を得ている。ニット製品がどのように誕生するのかという“プロトタイプの旅”を、視覚と空間で体感できるように設計された没入型の展示だ。
インスタレーションでは、実際の産業機械を一度解体し、その部品を機能を持たない「プロセスの断片」として再構成。それらは、本来の文脈から切り離された装置として空間に配置され、技術と表現、形態と機能の関係性を象徴的に描き出している。
空中を交差する「ほどかれた糸」は、ニットという素材の原点を想起させると同時に、装置へと導かれることで、より実験的なプロダクトへと向かう物語性を帯びている。さらに、製品開発工程の要でもある「エアブロー・ラミネーション」のプロセスは、膨張する装置として象徴的に表現され、空間内に設けられた三重の同心円上に配置された100点のガーメントへとつながっていく。
この展示には、特別に設計されたオーディオ・インスタレーションも加わっており、視覚だけでなく聴覚も刺激することで、<STONE ISLAND(ストーンアイランド)>が目指す“素材と技術の進化を体感する場”としてのインスタレーションが完成している。
本インスタレーションは2026年1月17日(土)にメディア関係者へお披露目された後、18日、19日の2日間で一般公開された。
インスタレーション・クレジット
CONCEPT AND DIRECTION: KEN-TONIO YAMAMOTO
LOCATION: STONE ISLAND TORTONA
GRAPHIC DESIGN CIARAN BIRCH
SOUND: JOSEPH WILLIAMS
PRODUCTION: WILDFRAME