曖昧な風景が空間に溶ける、岡路貴理による個展「かける窓」がTokyo International Galleryで1/17(土)より開催
岡路は、窓というモチーフを通して、都市の風景や時間のうつろい、そして個人の生活空間における絵画のあり方を探求してきた。ガラス越しに揺らぎながら見える風景は、時に反射し、時に解体され、新たな視界として立ち上がる。
会場には、日本画の技法で描かれた静謐な作品群が並ぶ。岩絵具の控えめな彩度と平面的な質感は、空間に柔らかく溶け込みながらも、見る者の内側に静かに語りかける。格子状の構造や歪んだガラスを通じて構成された視点は、鑑賞者の視線を分断し、そして再構築させることで、奥行きと感情のレイヤーを浮かび上がらせる。
「窓辺から外界を覗き込むような経験」をキーワードに据えた今回の展示では、可視と不可視、他者と自己、過去と現在といった複層的なテーマが重なり合う空間が出現する。部屋に絵を「かける」という行為が、そこに新たな世界を立ち上げる——その絵画の魔法に、ぜひ足を運んで触れてほしい。
【作家プロフィール】

岡路貴理(おかじ・きり)
1998年東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科日本画研究分野博士後期課程修了。window sketchの連作を通して、グリッドの構造とその解体による新たな視覚体験を模索。国内外の展覧会で発表を重ね、「第6回絵画の筑波賞 大賞」など受賞歴多数。現在、東京藝術大学日本画研究室にて教育研究助手を務める。
Instagram:@killi_okaji
【開催情報】
展覧会名:「かける窓」
会期:2026年1月17日(土)〜2月21日(土)
会場:Tokyo International Gallery
住所:東京都品川区東品川1‑32‑8 TERRADA ART COMPLEXⅡ 2F
開館時間:12:00〜18:00
休館日:日曜・月曜(火曜は予約制)
観覧料:無料
オープニングレセプション:2026年1月17日(土)17:00〜20:00
公式サイト
Instagram:@tig_official_jp
