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2026年の注目展「オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び」が東京都美術館で11/14(土)より開催決定

Dec 12, 2025
2026年11月14日(土)より、東京都美術館にて「東京都美術館開館100周年記念 オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び」が開幕する。絵画、彫刻、工芸、写真など多彩なジャンルから、印象派以降の傑作約110点が展示される本展は、2027年3月28日(日)まで開催される。

2026年の注目展「オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び」が東京都美術館で11/14(土)より開催決定

Dec 12, 2025 - NEWS
2026年11月14日(土)より、東京都美術館にて「東京都美術館開館100周年記念 オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び」が開幕する。絵画、彫刻、工芸、写真など多彩なジャンルから、印象派以降の傑作約110点が展示される本展は、2027年3月28日(日)まで開催される。

「印象派の殿堂」と称されるパリ・オルセー美術館のコレクションから、19世紀から20世紀初頭のフランス近代美術を「いまを生きる歓び」という視点で再構成。急速な近代化の波にさらされた当時の芸術家たちは、人間の身体、自然、都市、日常といったテーマに新しいまなざしを向けた。彼らの表現は、技術革新に揺れる現代の私たちにも、感覚の更新を促すヒントを与えてくれる。

会場では、ミレー《落穂拾い》、ゴッホ《ローヌ川の星月夜》、ルノワール《浴女たち》、ゴーガン《アレアレア》など、美術史を彩る名作が一堂に会する。ほかにもドニやアンクタン、シニャックらによる作品、さらにはガレの工芸作品まで、多様な視点から“歓び”のありかが描き出される。

ジャン=フランソワ・ミレー 《落穂拾い》 1857年 オルセー美術館 © Musée d'Orsay, Dist. GrandPalaisRmn / Patrice Schmidt / distributed by AMF

フィンセント・ファン・ゴッホ 《ローヌ川の星月夜》 1888年 オルセー美術館 © GrandPalaisRmn (musée d'Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF

ピエール=オーギュスト・ルノワール《浴女たち》 1918-19年 オルセー美術館 © GrandPalaisRmn (musée d'Orsay) / Adrien Didierjean / distributed by AMF

ポール・ゴーガン 《アレアレア》 1892年 オルセー美術館 © GrandPalaisRmn (musée d'Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF

東京都美術館の開館100周年を記念するこの展覧会は、美術館のこれまでとこれからを見つめ直す節目でもある。オルセー美術館もまた2026年に開館40周年を迎える。二つの美術館の節目を祝うかのように、過去から未来へ、時代を超えて受け継がれる「歓び」のかたちに出会える貴重な機会だ。

「美しさ」や「豊かさ」は、いつの時代も日常の隙間に息づいている。名画たちのまなざしに導かれ、そのかけがえのなさを改めて感じる体験となるだろう。

【開催情報】
東京都美術館開館100周年記念 オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び
会期:2026年11月14日(土)〜2027年3月28日(日)
会場:東京都美術館 企画展示室
住所:東京都台東区上野公園8-36
公式サイト
Instagram:@tokyometropolitanartmuseum

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