本楽曲は、作詞・作曲・プロデュースをバンチャン自らが手がけたもので、＜FENDI＞の持つ卓越性と創造性を音楽という形で表現した作品だ。＜FENDI＞を象徴するピーカブーバッグや「F」ロゴなどのアイコニックな要素を歌詞に織り込み、クラフツマンシップと現代的感性が融合した唯一無二の世界観を創出している。

MVは、イタリア・ローマの＜FENDI＞本社「イタリア文明宮（Palazzo della Civiltà Italiana）」で撮影され、バンチャンのアーティストとしての成長を物語として描いている。控えめな姿からスタートし、2026年春夏プレコレクションを身に纏いながら、ローマの象徴的なロケーションを背景に、グローバルアーティストとしての現在の地位に至るまでの軌跡が鮮やかに表現されている。

バンチャンは本作について「この曲は、フェンディそのものです。愛をローマ帝国の永遠性と壮大さに例え、アイコニックな『ピーカブー』バッグや『FF』ロゴを取り入れることで、伝統と現代の美を融合しました」と語っている。音楽はR&Bとマイアミベースが融合したサウンドで、なめらかで感情豊かなボーカルと幻想的なシンセが力強いリズムと重なり、独自の音楽世界を生み出している。

さらに、11月4日には韓国・ソウルの「パラッツォ フェンディ ソウル（Palazzo FENDI Seoul）」にて、バンチャンによるライブパフォーマンスとプライベートイベントが開催された。来場者は彼の音楽とファッションを通じて、＜FENDI＞の精神とバンチャンの創造性が交差する特別な体験を味わった。

＜FENDI＞はこれまでもJackson Wangとの「FENDIMAN」（2018年）、Song Yuqiとの「FENDI」（2025年）など、音楽界との影響力あるコラボレーションを展開しており、今回の「Roman Empire」もその流れを汲む芸術的なプロジェクトとなっている。

「Roman Empire」は、11月3日より＜FENDI＞公式サイトおよびSNSにて順次公開されている。