東京発、アジアを起点とするアートフェア「EASTEAST_TOKYO 2025」 科学技術館にて開催
2020年の第1回では、コロナ禍におけるアートやギャラリーの意義を問い直し、アートフェアの新たなあり方を実験的に提示した。2023年の第2回からは科学技術館(東京都千代田区)に会場を移し、約1万人を動員した。東京の豊かなカルチャーシーンから生まれたアーティストやコミュニティ、アートプロジェクトを紹介するとともに、それらが連帯するための場をつくることを試みた。

今秋、2年ぶりの開催となる第3回では、初参加の国内ギャラリー/スペースに加え、海外からも注目のギャラリーも出展し、約25のスペースが登場する。

アートや文化に携わる多様な立場の人々が集まり、現場の実践から見えてくる課題について意見を交わすフォーラムや、東京をはじめローカルに根付いたカルチャーシーンやコミュニティと直接つながるオフサイト企画など、表現のリアリティと可能性に価値を置いた多彩なプログラムを展開する。

開催概要
会場:科学技術館(東京・北の丸公園内)
〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号
※ほか都内各所で関連イベントを開催。詳細は後日発表。
会期:2025年11月8日(土)- 10日(月)
※プレビューは11月7日(金)(招待者と報道関係者のみ)
開催時間:11月8日(土)12:00–19:00
11月9日(日)12:00–19:00
11月10日(月)12:00–17:00
※最終入場は閉場の1時間前まで
チケット:[1日券]一般 2,000円/23歳以下 1,000円
[3日通し券]一般 5,000円/23歳以下 2,500円
ArtStickerにて9月12日(金)10:00〜販売開始
助成:令和7年度 文化庁 我が国アートのグローバル展開推進事業
主催:EASTEAST_実行委員会
出展ギャラリー/スペース(2025年9月10日時点)
ANOMALY(東京、日本)AWASE Gallery(東京、日本)
COHJU(京都、日本)
CON_(東京、日本)
Cylinder(ソウル、韓国)
Gallery Common OMMON(東京、日本)
GASBON METABOLISM(山梨、日本)
Hi Bridge Books(東京、日本)
MATTER(ロンドン、UK)
NozzaOZZA ServiceERVICE(東京、日本)
PARCEL(東京、日本)
PingPaling(東京・山梨、日本)
P21(ソウル、韓国)
GALLERY SOAP(福岡、日本)
Gallery Trax(山梨、日本)
THE SHOPHOUSE(香港)
Void(兵庫、日本)
YOUTH UNITE By BIKO & KENNY
4649+18,Murata(東京、日本)
後光(東京、日本)
東葛西1-11-6 A倉庫(東京、日本)
見た目!(東京、日本)
※予告なく変更になる場合もある。
EASTEAST_について
EASTEAST_は、東京を拠点に、アートやファッション、建築、デザイン、音楽など異なる周辺領域で活動する文化従事者たちによって設立された、独立性と連帯の精神をもつアートフェア。現場で日々実践を重ねる運営メンバーが、それぞれの経験から生まれる課題や問いを持ち寄り、柔軟で批評的な視点をもって企画・運営を行なっている。参加するギャラリーやコレクティヴ(スペース)は、国際的な展開を積極的に行うものから、地域や特定のコミュニティに深く根ざして活動するものまで様々である。それぞれが置かれた環境やリズムのなかで表現を探求しており、どの実践も現代の表現の重要な一部として位置づけられている。EASTEAST_は、未来の文化を形づくるであろう若手アーティストや、独自の方法で文化を育む担い手たちを継続的に支援する。また、グローバルな視野をもちながら、制度化されすぎない多様なローカルの実践を紹介し、評価のタイミングではなく、表現のリアリティと可能性に価値を置く視点から、この都市の現在を世界と共有する。商業性と文化的実践が共存し、新たな関係や視点が生まれるための交流の場となることを目指している。