多彩な写真家たちが紡ぐ、特別展「⿊痕、沈む光 ‒ ⼟佐⽩⾦紙 ‒」がPGIで開催中
本展では、プラチナプリントのために開発された特別な和紙「⼟佐⽩⾦紙」を使用した写真作品を紹介する。「⼟佐⽩⾦紙」は、高知県いの町にて若手紙漉き職人グループと共同で生まれた素材で、国産の楮と雁⽪を原料に、繊細な質感と高い耐久性を両立。プラチナプリントの「500年の保存性」を最大限に引き出す、理想的な支持体として注目されている。
展覧会の風景
展覧会の風景
展覧会の風景
展覧会の風景
展示には、作風も世代も異なる10名の写真家が参加。それぞれがこの特別な和紙の特性を最大限に引き出し、深い陰影と奥行きをたたえた作品を生み出している。プラチナプリントを中心に、サイアノプリントなどの古典技法も交え、素材と視覚が交錯する静謐な空間が立ち上がる。
【出展作家】
井津 建郎
伊藤 義彦
川田 喜久治
櫻井 尚子
志鎌 猛
サラ・ムーン
清家 正信
八木 清
マーク&クリスティン・シンク
吉岡 さとる
川田喜久治 「原爆ドーム 天井 しみ、1959-1965」(地図より)©Kikuji Kawada, courtesy PGI
櫻井尚子 「鳥-Dromaius」より©Hisako Sakurai, courtesy PGI
志鎌猛 「石鎚山#14, 2010」©Takeshi Shikama, courtesy PGI
Mark and Kristen Sink, 「Jillian Flower Dress, 2012」©Mark & Kristen Sink, courtesy PGI
清家正信 「京都」©Masanobu Seike, courtesy PGI
八木清 「Muskox Horn Ulus. Greenland, 2010」©Kiyoshi Yagi, courtesy PGI
吉岡さとる 『郊外』より©Satoru Yoshioka, courtesy PGI
【開催情報】
展覧会名:「⿊痕、沈む光 ‒ ⼟佐⽩⾦紙 ‒」
会期:2025年7月9日(水)〜9月6日(土)
※夏期休廊:8月12日(火)〜8月16日(土)
会場:PGI(東京都港区東麻布2-3-4 TKBビル3F)
開館時間:月〜土 11:00〜18:00
休館日:日曜・祝日
*夏期休廊:8⽉12⽇(⽕)〜16⽇(⼟)
観覧料:無料
公式サイト:https://www.pgi.ac