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FASHION

QUI編集部注目の Rakuten Fashion Week TOKYO 2025A/W 参加ブランド

Mar 14, 2025
2025年3月17日(月)から3月22日(土)にかけていよいよ始まる「Rakuten Fashion Tokyo 2025 A/W」。
今回参加する全37ブランドの中からQUI編集部が気になるブランドをピックアップ。ブランド情報とともに、各ブランドの魅力や注目すべきポイントをご紹介。

QUI編集部注目の Rakuten Fashion Week TOKYO 2025A/W 参加ブランド

Mar 14, 2025 - FASHION
2025年3月17日(月)から3月22日(土)にかけていよいよ始まる「Rakuten Fashion Tokyo 2025 A/W」。
今回参加する全37ブランドの中からQUI編集部が気になるブランドをピックアップ。ブランド情報とともに、各ブランドの魅力や注目すべきポイントをご紹介。

pillings

Designer 村上 亮太

2014年春夏、村上亮太と母・千明によって<RYOTAMURAKAMI>をスタート。2018年春夏にはデザインを村上亮太が手がける形となり、2020年にブランド名を<pillings(ピリングス)>に変更する。“ものづくりの愛おしさ、背景を創造創生を持って表現していく事”を背景に日本の手編み職人と共にハンドニットを中心にコレクションを展開している。

注目ポイント

先日発表された「2025 LVMHプライズ」のセミファイナリストに選出されたことでも注目を集める<pillings>。2025年春夏では、機械編みによるハイゲージのニットや透け感のある布帛によるアイテムを中心に構成され、軽やかな印象を与えつつブランドの新たな挑戦を感じたシーズンとなった。ニットをメインに発表するブランドにとって強みとなる秋冬コレクションでは、どんな展開がなされるのか。洋服を通して表現される一貫した人間像に触れる体験も<pillings>のランウェイの魅力の一つであり、興奮を誘う瞬間だ。

pillings Instagram
@pillings_

<RUNWAY infomation>
3/17 (Mon.) 16:30 – @check your invitation.
詳細はこちらから

HUMMEL 00

Designer 森川マサノリ

1923年創業のデンマーク発スポーツブランド<hummel (ヒュンメル) >。そのフィロソフィーを継承し、人々のモダンなライフスタイルにフォーカスした新ライン<HUMMEL 00(ヒュンメル オー)>。2025年春夏にデビューし、2シーズン目となる2025年秋冬からはデザイナーに<BASICKS(ベイシックス)>の創立者である森川マサノリが就任した。

注目ポイント

複数のブランドの立ち上げに携わり、衣装制作を行う森川デザイナーを新たに迎えた<HUMMEL 00>。発表される2025年秋冬では“ニューヘリテージ”をコンセプトに掲げ、スポーツに馴染みのない人々にも魅力を感じてもらえるデザインを目指すという。また「ブランド名の由来にもなっているマルハナバチを表したバンブルビーと、V字模様のシェブロン柄はとてもアイキャッチーなので<HUMMEL 00>でも生かしていく予定です」と語る。スポーツウェアにとどまらない人種や年齢、職業、シーンなどさまざまな境界線を超えて、どのような進化を見せてくれるのだろうか。

HUMMEL 00 Instagram
@hummel00_official

<RUNWAY infomation>
3/18 (Tue.) 18:00 – @check your invitation.
詳細はこちらから

SATORU SASAKI

Designer 佐々木 悟

2020年春夏、<SATORU SASAKI(サトル ササキ)>を設立。「男性も憧れる女性を作る服」をブランドコンセプトに、フェミニンとマスキュリンを同時に合わせ持つデザインで作品を展開する。

注目ポイント

世界で活躍するポテンシャルを持った東京のファッションブランドを選定表彰し、海外での展開をサポートする日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)が主催する「TOKYO FASHION AWARD」を受賞した<SATORU SASAKI>。2025年秋冬の着想源に掲げたのは、画家マーク・ロスコ。彼の祖父も画家であり、その影響を多分に受けてきた佐々木デザイナーにとって、ファッションとアートの融合はごく自然な流れなのかもしれない。ロスコの色彩の深みや静謐な佇まいが<SATORU SASAKI>の流麗なエレガンスとどう呼応するのか。また、ロスコの作品が放つ、色と光が溶け合うような空間性はランウェイの演出でも表現されるのだろうか。デザイナー自身が納得のいく形で、ブランドの世界観がより鮮明な<SATORU SASAKI>の美学を表現できることを期待したい。

SATORU SASAKI Instagram
@_satorusasaki_

<RUNWAY infomation>
3/20 (Thu.) 14:00 – @TODA HALL & CONFERENCE TOKYO
詳細はこちらから

RIV NOBUHIKO

Designer 小浜 伸彦、リバー ガラム ジャン

2019年に、<RIV NOBUHIKO(リブ ノブヒコ)>を設立。メゾンブランドでの経験を積んだ二人は、伝統的なラグジュアリーファッションの背景とモダンアート的感性を生かし、クチュールの持つテイラーメイドの観念と技法を日常に落とし込む

注目ポイント

第10回「TOKYO FASHION AWARD 2025」を受賞した<RIV NOBUHIKO>は、デイリーウェアにクチュールの技法を落とし込むことで、独創的なグラフィックやユニークなシルエットを実現するブランドとして知られている。特に、立体的なモチーフの数々はブランドを象徴するものとして多くのファッションフリークたちを魅了し続けている。特筆すべきは、それらを担う職人たちが結婚、育児、退職などにより一時的に社会的ポジションを失っている人々だということだ。生産背景からもデザイナーの社会問題に対する深い関心が伺える。2025年秋冬の<RIV NOBUHIKO>が見せる、世界と美しい洋服たちに期待を寄せる。

RIV NOBUHIKO Instagram
@riv_nobuhiko

<RUNWAY infomation>
3/21 (Fri.) 14:00 – @TODA HALL & CONFERENCE TOKYO
詳細はこちらから

paratrait

Designer 坂井 俊太

2023年秋冬コレクションより<paratrait(パラトレイト)>をスタートする。『衣服を分岐進化させ「並行世界の肖像」を生み出す』をコンセプトに掲げ、プロダクトデザインとしての洋服をベースの考えとして、デイリーウェアに落とし込む。

注目ポイント

先述した2ブランドに続いて、第10回「TOKYO FASHION AWARD 2025」を受賞した<paratrait>。坂井デザイナーは受賞直後のインタビューで「素直にありがたいです。ブランドとしてももっと露出したいと考えていたので「TOKYO FASHION AWARD 2025」の受賞は<paratrait>のことを知ってもらうきっかけにもなるとも思っています。」と語ってくれた。<BURBERRY(バーバリー)>でのウィメンズデザイナーを経て<DAIWA(ダイワ)>にはデザインの提供をしてきた経歴を持つ彼の視座は、今の時代だからこそ追求する「プロダクトデザインとしての洋服」に向いている。初となるランウェイショーで魅せる表現は、坂井デザイナーのファッションとプロダクト設計のバランスに注目していきたい。

paratrait Instagram
@paratrait

<RUNWAY infomation>
3/21 (Fri.) 21:00 – @TODA HALL & CONFERENCE TOKYO
詳細はこちらから

  • Edit : Miwa Sato(QUI)

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