FOUND OBJECTによるPOP UPイベント、銀座三越で開催
本イベントでは、ソウルを拠点とするディスカバリーストアFOUND OBJECTの世界観とともに、<ARNO Glass(アルノグラス)>をはじめとする6名の韓国工芸作家の作品が特別に紹介される。特に注目したいのは、<ARNO Glass>が韓国の伝統技法である漆塗りを施した新作。今回のPOP UPで初披露となり、数量限定での販売となる。
また、出展する工芸作家は、漆工芸、アクリル工芸、ヘチマ工芸、ファブリック工芸など、多彩なジャンルの作品を手がけており、枠にとらわれない自由な発想が魅力だ。
FOUND OBJECTならではの独自のキュレーションにより、韓国工芸作家の繊細かつ大胆な美の世界を直接体感できる貴重な機会となる。日常に溶け込みながらも新たな視点をもたらす作品との出会いを、ぜひ会場で楽しんでほしい。

【イベント詳細】
【FOUND OBJECT:F/ARTISTS】:2月5日(水)〜2月15日(土)
時間:10:00 - 20:00
場所:銀座三越 本館7階 GINZAステージ
・FOUND OBJECT @foundobject official @foundobject.jp

・ARNO Glass(アルノグラス)(漆)@arnoglass_official
ARNO Glass 漆の限定版は、韓国の伝統的な天然漆技法によって、一点一点丹念に手作業で仕上げられている。
高透明度のクリスタルグラスに天然漆を幾重にも塗り重ねることで、自然が生み出す奥深い色彩を封じ込め、唯一無二の品格を纏わせる。漆の流麗な色合いと、光の加減で変化する質感は、瞬間ごとに異なる表情を見せる。
柔らかく澄んだ色調は、クリスタルグラスの透明感と絶妙に調和し、洗練された美しさを際立たせている。
それぞれのグラスが持つ微細な色のニュアンスは、一点ごとに異なる個性を宿し、静謐でありながら力強い存在感を放つ。
※ARNO Glass 漆の限定品は、特別な木箱に収めてお届けする。
※カラーは5種類、各12個(ブルー、ミント、オレンジ、イエロー、グリーン)。
【韓国工芸作家】

・JEON BOKYOUNG(漆工芸)@qhruddl
チョン・ボギョンは、韓国の情緒を現代の感性で再解釈し、伝統的な素材と技法を駆使して革新的な作品を生み出す漆工芸作家である。彼女の作品は、楮(こうぞ)の茎から作られる和紙に天然のもち米糊や漆を用い、素材本来の質感と個性を最大限に引き出している。
木の皮を思わせる独特のテクスチャーと深みのある光沢をまとったその作品は、視覚と触覚を同時に刺激しながら、韓国文化の洗練された美を端正なフォルムで表現している。

・KEEM SEONGSOO(アクリル工芸)@seongsookeem
キム・ソンスは、平面的な素材に立体的な変化を加えながら、独自の造形言語を探求するアクリル工芸作家である。
アクリルを主要素材とし、伝統的な意匠に現代美学のエッセンスを融合させた作風が特徴だ。
代表作の「カベソバン」「ナジュソバン」は、韓国の伝統的な小机を現代のライフスタイルに合わせて再構築したものであり、機能性と美意識を両立させた洗練のデザインが際立っている。

・KIM YEJI(ヘチマ工芸)@_yeji.c
キム・イェジは、天然素材の可能性を追求し、独創的なテキスタイル作品を生み出す工芸作家である。
ヘチマ特有の質感や繊細なラインを活かしながら、カラフルな天然染色を施し、彼女ならではの鮮やかな表現へと昇華させている。
粗さと柔軟性を併せ持つヘチマの素材を巧みに操り、日常生活に溶け込む多彩なデザインを通じて、自然との調和を可視化する独自の世界観を築き上げている。

・LIMN SEOUL(ファブリック工芸)@limn.seoul
リム・ソウルは、キム・スヨンが手がけるファブリック作品を展開するテキスタイルブランドである。
伝統と現代を結びつける存在として、韓国の伝統的な縫製技術を基盤に、歴史ある布地を用いて絵画のような作品を創り出している。
代表作「簾(すだれ)」は、空間を仕切りながらも結びつけ、独特のリズムを生み出すアートピース。シンプルな形状でありながら、その存在感は圧倒的である。
彼女の作品は、伝統技法と現代のライフスタイルが交差する地点に新たな価値を生み出している。

・OH JAEHUN(ファブリック工芸)@jaehunfive
オ・ジェフンは、多様な素材を巧みに組み合わせ、精巧なパッチワーク作品を生み出す工芸作家である。
彼のパッチワークは、異なる種類の布を幾重にも重ね、新たな価値と物語を紡ぎ出している。
代表作には、韓国の伝統衣装「韓服」に使われる半透明の布を用い、ポジャギの技法で月壺や花瓶をモチーフにデザインした作品がある。
透過性のある布を通して光が差し込むことで、作品の輪郭が浮かび上がり、陰影の美しさがより一層際立つ。

・SHALL WE DANCE(アクリル工芸)@shall.we.dan.ce
「Shall We Dance」は、瞬間の美を捉えたインテリア雑貨を制作する二人組のデザインユニットである。
自然と人工物の交点を探求し、アクリルという硬質な素材を通じて、風の柔らかさや光の煌めき、流動する形の一瞬を切り取る。
また、作品の用途やアイデンティティをあえて曖昧にすることで、使う人によって異なる形状や機能を生み出すという独自のアプローチを確立している。