本書は、工藤がヨーロッパへ訪れた際に飛行機のX線検査を複数回受けたため感光してしまったフィルムを持ち帰り、そのフィルムを使用し撮影された写真群からなるZine。 デザインは工藤と親交の深いアートディレクター、グラフィックデザイナーの大原大次郎が手掛けている。メインビジュアルには、大原と工藤が交互にタイトルとクレジットを書いたタイポグラフィが描かれている。

工藤は、普段からフィルムが巻き切る前に間違えてカメラを開けてしまう癖があるといいます。そこに映る写真の多くは感光に感光が重なって、それらはいつかの思い出のような淡いイ メージとなって表される。

刊行を記念して、代官山 蔦屋書店にて9月16日（月・祝）より展示を行う。 今回の展示では、Zine、写真作品のほか、初めて陶器でフレームを制作。 そこに描かれたそれぞれの言葉は、写真を眺めるたびに印象を変えていく。 また、工藤がtsukasa kudo名義で「EAST EAST」で展示した”sorry, thank you”よりアパレルグッズなどが限定販売予定。

【展示情報】
場所：代官山 蔦屋書店 2号館１階ギャラリースペース
期間：９月16日（月・祝）～10月6日（日）
営業時間：9時～22時
お問い合わせ：03-3770-2525