千葉県誕生150周年記念事業 山武市百年後芸術祭が開催
本イベントは、アート、音楽といった表現を通じて、鑑賞者とともに、これまでの100年を振り返り、現在のことも考え、更にこれからの100年を想像する機会を提供する内容となっている。
山武市百年後芸術祭ディレクターを務めるのは、現代美術家‧保良雄。近年、森美術館や銀座メゾンエルメスフォーラムで開催された展覧会に参加するなど、いま注目される作家のひとりだ。保良氏によって、17組の参加アーティストが選出され、展示エリアが確定した。国内の現代アート界を牽引するSIDE CORE、梅田哲也、加藤泉などから、千葉県東部を拠点に活動を行うアーティストまで、多様な表現手法を持つラインナップが一堂に会する。
アーティストたちは、独自の視点によって山武市の歴史・風土・文化を見つめて制作した作品などを市内の4エリア(JR成東駅周辺エリア、柴原エリア、山武市歴史⺠俗資料館エリア、九十九里浜エリア)にて発表する。九十九里浜エリアには、橘田優子(kitta 主宰)による、最⻑約100mの琉球藍を染料とした藍色の旗のインスタレーションも予定している。さらに、アート作品展示関連企画として、梅田哲也によるパフォーマンス、大塚諒平による梅干し作りワークショップも開催される。
また、アート作品展示に加え、音楽パフォーマンスの実施が決定。1920年に日本で初めての天然記念物に指定された成東‧東金食虫植物群落を舞台に、百年後芸術祭の総合プロデューサーでもある小林武史が、多彩なジャンルで活躍するチェリストの四家卯大とライブを行う。成東‧東金食虫植物群落で音楽ライブが開催されるのは初の試みとなる。国内各地で迫力あるパフォーマンスを繰り広げ、熱狂的人気を誇る和楽器集団・切腹ピストルズは、九十九里浜に向かって田植えシーズンの九十九里平野を練り歩くパフォーマンスを予定している。アート、音楽を通じて千葉‧山武市の魅力を体感しに、ぜひこの機会に立ち寄ってみてはいかがだろうか。
展示エリア
※会期中、展示エリア間の巡回バスが運行。(詳細は、後日公式ウェブサイトにてご確認いただきたい。)
JR成東駅周辺エリア:
千葉北部の内房と外房を繋ぐ、古東京湾の堆積物と火山噴出物から構成される下総台地を駅周辺に抱えるエリア。
柴原エリア:
氷河期の終焉による海水面の上昇で起こった縄文海進により、金剛地層と呼ばれる砂層が波に削られ露出した岩魂が点在するエリア。
山武市歴史⺠俗資料館エリア:
現存する唯一の九十九里の湿原であり、1920年に国の天然記念物指定を受けた成東‧東金食虫植物群落や、山武市の歴史や⺠俗史を展示する資料館、山武市を代表する歌人‧伊藤左千夫の生家を擁するエリア。
九十九里浜エリア:
屏風ヶ浦と太東崎の侵食による堆積物によって約6000年かけて形成されてきた九十九里平野の最先端であり、毎年数センチずつ前進し続けるエリア。
参加アーティスト(五十音順)
伊藤左千夫 / 井上修志 / 梅田哲也 / 大塚諒平 / 折原智江 / 加藤泉 / 橘田優子(kitta 主宰) / 小林清乃 /SIDE CORE / 塩原有佳 / 庄司朝美 / Zennyan(田井中 善意) / 立石従寛 / 藤生恭平 /MANTLE(伊阪柊+中村壮志) / 光岡幸一 / 保良雄
千葉県誕生150周年記念事業 山武市百年後芸術祭
開催期間:2024年4月27日(土)〜2024年5月19日(日) 土日祝のみ開催(11日間)
開催時間:10:00 – 17:00
※山武市歴史⺠俗資料館は、10:00 – 16:15 となる。
※作品によって公開日・公開時間が異なる場合あり。
会場:千葉県山武市
アート作品展示会場:JR成東駅周辺エリア、柴原エリア、山武市歴史⺠俗資料館エリア、九十九里浜エリア
音楽パフォーマンス会場:成東‧東金食虫植物群落(国指定天然記念物)、九十九里浜エリア
観賞チケット:一般 1,000円 ∕ 小中高 500円 ∕ 小学生未満 無料※千葉県内の小中高学生は無料。
受付にて生徒手帳、同伴保護者の住所がわかる証明書(運転免許証、保険証、パスポート等)の提示あり。
※障がい者手帳をお持ちの方は無料。(介添が必要な場合は同行者1名無料)
※アート作品展示の全会場へ当日限り何度でも入場可能。(ただし、有料イベントや有料ワークショップなどは別料金)
※当日券のみの販売。
※再発行、払い戻し不可。
インフォメーション:成東駅前観光交流センター
観賞チケット販売場所:成東駅前観光交流センター、南浜エリア受付
公式ウェブサイト:https://100nengo-art-fes.jp/sammu/