本企画は、東京の都市とサブカルチャーについて制作をするアーティス GILLOCHINDOX☆GILLOCHINDAEによる７年間のプロジェクト「 獸( JYU ) 」の第3回目であり、最大規模の開催となる。本展ではサブタイトルを「BEAUTIFUL DAYDREAM」と題し、同じように繰り返される高校生活のなかで天使を目撃する青年やその世界を学校机を用いた大規模なインスタレーションやGCD☆GCDによる新シリーズ平面作品、山本和真による新作ペインティング、太郎による短編映像作品など様々な手法を用いて再構築する。

「獸（第０章 _ 交叉時点）展示(1).
「獸（第０章 _ 交叉時点）展示
「獸（第１章 _ 宝町団地）展示

合わせて、初日である27日は、会場近くのシークレットベニューで音楽ライブを開催。イベントにはJUMADIBA、VMO a.k.a Violent Magic Orchestra、Big Animal Theory、Yan Seku、Otagiri、Zendoらが出演。

「獸（第０章 _ 交叉時点）ライブ(1)

JYUアーティスト画像

■ Artist Statement
家からチャリで15分の小田急線最寄り駅から電車に乗って30分で高校に着く
駅からみんな同じ方向に向かって歩く
規則的なリズムの授業
落書きしたり寝たりスマホゲームをしたりして暇をつぶす
今日も眠い。
寝ぼけて見た数学の先生に羽が生えてるように見えた
友達がここは天国みたいだと言っていたのを思い出す
少し寒い夕暮れ時
帰りの電車を待つ駅のホーム
人身事故による遅延
スーツの男が舌打ちをする
向こうのホームに天使がいる？
左の遠くの方、電車のヘッドライトが眩しい
天使が飛ぶ
電車が轟音と共に走り去る
天使の肉片と羽がはじける
おじいさんの顔に臓器が飛び散る
天使の目ん玉が足元に転がる
僕は目ん玉を見ないようにする
僕にしか天使は見えていないから
天使の肉片の上にいつもの電車が容赦無く止まる
僕もいつものように乗る
今日東京に雪が降るらしい
( GCD☆GCD 『獸』)

獸（第2章 / BEAUTIFUL DAYDREAM）
Organizer/Artist: GILLOCHINDOX☆GILLOCHINDAE
Art Direction & Graphic Design: Heijiro Yagi
Special Thanks: parcel, NEORT++, volvox
co-hosts: CON_
Instagram:@con_tokyo_

Artist: Kazuma Yamamoto, ARTKING, Fujii, Yuma Kishi, GCD☆GCD
Movie Director: Taro

会期: 2024.04.27（Sat） – 05.06（Mon）
場所：まるかビル
住所：東京都中央区日本橋馬喰町 2-2-14 maruka
時間：12:00-19:00
入場料: 大人 ¥1,000 / 学生 ¥500

ライブ情報/Live info
Artist: JUMADIBA、VMO a.k.a Violent Magic Orchestra、Big Animal Theory、Yan Seku、Otagiri w/ DJ MAYAKU、Zendo

VJ: yoh
START: 2024.04.27（Sat） 19:00 –
at:Secret Venue(near by Maruka)
※ライブ会場の詳細はシークレットなためチケット購入者のみ会場住所をメールでお送りします。
チケットリンク: https://w.pia.jp/t/ineejyu2024/

■ 獸とは/About “JYU”
「獸（JYU）」とは現代美術の展覧会とライブを組み合わせた7年にわたるプロジェクト。黒い獸（黒い獸は東京の青年をモチーフにしてて、獸の姿だけど人間のことを描いております）を 主人公とした物語で一年に一章ごと展開してゆく。 
Web: https://ineejyu.com/

■ Organizer/Artist
GILLOCHINDOX☆GILLOCHINDAE
GILLOCHINDOX☆GILLOCHINDAEは1999年東京都に生まれ、漫画、映画などのサブカルチャーに触れ育つ。都市と青年を題材にコンセプチュアルで物語的な表現を行なっている。現代美術の展覧会とライブを組み合わせて、7年間にわたり物語が展開されていく長編プロジェクト「獸」を開催している。また、日本橋馬喰町にあるギャラリー「CON_」のキュレーションなども行う。
Instagram：＠gillochindox

■ Art Direction & Graphic Design
八木幣二郎 / Heijiro Yagi
1999年、東京都生まれ。グラフィックデザインを軸にデザインが本来持っていたはずのグラフィカルな要素を未来から発掘している。 ポスター、ビジュアルなどのグラフィックデザインをはじめ、CDやブックデザインなども手がけている。主な展覧会に、個展「誤植」（2022年 ⁄ The 5th Floor）、「Dynamesh」（2022年 ⁄ T-HOUSE New Balance）、グループ展「power/point」（2022年 ⁄ アキバタマビ21）がある。
Instagram：＠heijiroyagi