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友の出⽣前診断をきっかけに 妊娠・出産について取材をし、実話を基に制作した群像劇 映画『渇愛の果て、』5/8(土)より公開。

Mar 3, 2024
映画『渇愛の果て、』の公開日&ポスタービジュアル、監督・主演の有田あん及び監修の産婦人科医&助産師のコメントが解禁。

友の出⽣前診断をきっかけに 妊娠・出産について取材をし、実話を基に制作した群像劇 映画『渇愛の果て、』5/8(土)より公開。

Mar 3, 2024 - NEWS
映画『渇愛の果て、』の公開日&ポスタービジュアル、監督・主演の有田あん及び監修の産婦人科医&助産師のコメントが解禁。

5 ⽉18 ⽇(⼟)より新宿Kʼs cinema ほか全国順次公開

監督・脚本・プロデュース:有⽥あん
出演:有⽥あん、⼭岡⻯弘、輝有⼦、⼩原徳⼦、瑞⽣桜⼦、⼩林春世、⼤⼭⼤、伊藤亜美瑠、⼆條正⼠、辻凪⼦、烏森まど、廣川千紘、伊島⻘、内⽥健介、藤原咲恵、⼤⽊亜希⼦、松本亮、関幸治、みょんふぁ、オクイシュージ

〈STORY〉
⼭元眞希は、⾥美・桜・美紀の4 ⼈から成る⾼校以来の親友グループに、「将来は絶対に⼦供が欲しい!」と⾔い続け、“普通の幸せ”を夢⾒ていた。妊娠が発覚し、夫・良樹と共に順⾵満帆な妊婦⽣活を過ごしていた眞希だが、出産予定⽇が近づいていたある⽇、体調不良によって緊急⼊院をする。⼦供の安否を確認するために出⽣前診断を受けるが、結果は陰性。胸をなでおろした眞希であったが、いざ出産を迎えると、⾚ちゃんは難病を患っていた。我が⼦を受け⼊れる間もなく、次々へと医師から選択を求められ、疲弊していく眞希。唯⼀、妹の渚にだけ本⾳を語っていたが、親友には打ち明けられず、良樹と⼦供のことで悩む⽇々。
そんな中、親友たちは眞希の出産パーティーを計画するが、それぞれの⼦供や出産に対する考えがぶつかり…

©野⽣児童

公式サイト
X(旧Twitter): @katsuainohate
Instagram:@katsuainohate

 

<監修:洞下由記(産婦人科医) コメント>
本作の医療監修のお話しをいただいたとき、この簡単ではないテーマをどう描くのかと、過去の患者さん達の顔とともに様々な思いがよぎりました。しかし、有田さんに会って、自分とその周りに起こった実体験を共有したいという想い、知るべきであるという信念を感じ、それは私が医療現場で思っていることと同じでした。

何事も受け入れるということは、簡単ではなく時間もかかります。1人になりたくて、でも1人じゃなくてよかったと思えるまでにも時間がかかります。本作にでてくる人達はみんな、正解のない課題を本気で自分ごととして考えてくれる人達。人のことは誰にもわからないと言いながらも、ほんとうは何かを想像し、その中で自分ができることをやるしかないと、泣いて笑って逃げずにいてくれる。もちろん当事者も、自分の中の正解を探し続けます。私は産婦人科の臨床医として、今でも正しかったのかどうかわからないことはあり、これでよかったと思える時はいつか必ずくる、とは言い切れません。でも、今、目の前で苦しんでいる患者さんのまわりに、この作品のように寄り添う人たちがいてくれたらと、心から願います。

強さも弱さも等身大で描かれているこの映画が、たくさんの方々に届きますように。

<取材協⼒:⾼杉絵理(助産師サロン) コメント>
授かった命を目の前にして、産む・産まないの選択を迫られること、こんなに難しく、辛い選択はないように思います。助産師として、こういう現実があることを多くの人に知って欲しいと思いました。そして、それは苦しいことだけど、誰にでも起こりうる可能性があること、自分だったらその命とどう向き合うか考えて欲しい。

助産師は人生に寄り添う仕事です。ひとりひとりに丁寧に寄り添い、その人が納得できる結論を出すことを時には1番近くで、そして、距離を保って見守っています。どの選択にも正解はないと感じています。私だったらどうするかな、と毎回考えます。一緒に悩み、泣き。。想いを共有します。私も助産師である前に1人の女性であり、そして母です。

この映画の主人公のように、悩んだ経験もあります。産んで良かったのかな。たくさんの人がいろんな想いを抱えて妊娠・出産し、そして育てています。「知らない」ということで済ましてほしくない。「知って」「向き合って欲しい」これが私が伝えたかった想いです。そして、出来上がった作品を観た時に、これまでの私の助産師人生や母としての体験が走馬灯のように巡って涙が止まらなくなりました。寄り添ってきたこれまでのたくさんの生命の重さが込められていたからだと思います。ぜひ、たくさんの人に知って欲しいです。そして、心で感じて、考えて欲しいです。ひとつの命と向き合うということを。

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