イラストレーターの塩川いづみの初めての本格的な作品集が、5月30日に刊行。恵比寿と表参道にて刊行記念展を開催。
長野県生まれ。2006年多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。広告、書籍、 雑誌、プロダクトのイラストレーションを中心に活 動するほか、作品の展示
IZUMI SHIOKAWA PEN, PENCIL, PEOPLE, ANIMALS AND PLANTS塩川いづみ作品集 ペン、鉛筆、ひと、動物、植物2022年5月30日 玄光社より刊行
イラストレーターの塩川いづみの初めての本格的な作品集が、5月30日に刊行される。
塩川がイラストレーターと名乗る前に描いたものから、この作品集のために描き下ろした新作まで約200点が、ひとつひとつのイラストレーションの線に集約されているものを余すところなく伝えるべく、懇切丁寧に収録されている。プロセス、ページ、余白、時間、手触り、心持ち。この本を成す要素の隅々にまで丹精が尽くされて、凛と、端正な姿をした本ができあがった。5月20日からnidi gallery(東京・恵比寿)で、6月14日からUTRECHT/NOW IDeA(東京・表参道)にて刊行記念展が開催。作品集の姿と繋がるように、それぞれ趣向を凝らした展示となる。
イラストレーターの塩川いづみは、広告や書籍、雑誌、プロダクトなどの分野で活動する一方で、身のまわりのさまざまな存在や事象を題材にしたドローイング作品を発表している。初めての本格的な作品集となる本書には、在学中から近年までに手掛けたイラストレーションの仕事やそのラフスケッチ、個展で発表した作品など約200点と、描き下ろしの作品8点を収録。塩川がイラストレーターとして活動するきっかけになった最初期のものから2021年に描いたものまでを見渡し、描く時期や対象の違い、クライアントワークとプライベートワークの境界を超えて一貫する線の表現力が際立つイラストレーションを厳選した。本書のための描き下ろしの作品では、最近強く意識するようになったという刻々と変化する「今」の象徴的存在でもある息子を描写している。率直な線の奥に、対象の内面や周りに向けられる冷静な眼差しと思考が感じられ、描かれているものの内と外にある世界をイメージさせる塩川のイラストレーションの魅力を凝縮した作品集。製本は、180度無理なく開く「コデックス装」を採用。好きなページを開いて、部屋に飾る花のように眺めて楽しんでもらいたいという思いが込められています。アートディレクションとデザインは井上庸子氏、撮影は三部正博氏。端正な佇まいで日常に寄り添う一冊にまとめあげられた。
IZUMI SHIOKAWA PEN, PENCIL, PEOPLE, ANIMALS AND PLANTS
塩川いづみ作品集 ペン、鉛筆、ひと、動物、植物アートディレクション+デザイン:井上庸子
撮影:三部正博
判型:210mm×148mm A5判・244ページ コデックス装
定価: 3,000円+税
刊行日: 2022年5月30日
出版:玄光社
刊行記念展「IZUMI SHIOKAWA PEN, PENCIL, PEOPLE, ANIMALS AND PLANTS」
1.
期間:2022年5月20日(金)~6月9日(木) 12:00~18:00 月曜・火曜休み
会場:nidi gallery(東京都渋谷区東2-27-14 ペガサスマンション恵比寿 #102)2.
期間:2022年6月14日(火)~6月26日(日)12:00~19:00 月曜休み
会場:UTRECHT/NOW IDeA(東京都渋谷区神宮前5-36-6 ケーリーマンション2C)