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LA拠点のアーティストKen Higakiが、日本初個展「Tadpoles」をDIGINNER GALLERYで開催

Aug 4, 2026
ロサンゼルスを拠点に活動するアーティスト、Ken Higakiによる日本初個展「Tadpoles」が、2026年8月8日(土)から8月30日(日)まで、東京・自由が丘のDIGINNER GALLERYで開催する。

LA拠点のアーティストKen Higakiが、日本初個展「Tadpoles」をDIGINNER GALLERYで開催

Aug 4, 2026 - NEWS
ロサンゼルスを拠点に活動するアーティスト、Ken Higakiによる日本初個展「Tadpoles」が、2026年8月8日(土)から8月30日(日)まで、東京・自由が丘のDIGINNER GALLERYで開催する。

Ken Higakiは、伝統的なヴェネツィア絵画の技法を土台に、肉体の存在感や欲望と暴力の境界、人間の内側に潜む脆さや衝動を描いてきた作家だ。劇的な光と影のなかで立ち上がる写実的な身体表現と、感情の揺らぎを宿した人物像によって、古典絵画と現代的な視点を交差させる作品を制作している。

本展「Tadpoles」では、自身の幼少期の記憶と移住体験に焦点を当てる。香川県・丸亀の田園風景の中で過ごした幼い頃、おたまじゃくしや昆虫と親しんだ記憶は、アメリカ・オレゴンで再び目にしたおたまじゃくしの群れによって鮮やかによみがえったという。異なる土地で重なり合った記憶は、現在のHigakiのアイデンティティを形づくる重要な風景となっている。

タイトルにもなっているおたまじゃくしは、まだカエルではなく、それまでの姿のままでもない「変化の途中」にある存在だ。Higakiはその姿に、自身が経験してきた移行や変容、そして「かつての自分」と「こうあるべきだと求められた自分」のあいだを揺れ動く感覚を重ねている。

The Immigrant, 2026

Threshold, 2026

Otona no Aji, 2026

展示作品では、ヴェネツィア絵画を思わせる重厚な男性の身体表現と、日本の漫画文化を想起させるキャラクター、おたまじゃくしや昆虫、両生類などのモチーフが同じ画面に共存する。理想化された古典的な身体像と、幼少期に親しんだ大衆文化のイメージが交差することで、個人的な記憶がどこかユーモラスで神話的な風景へと変換されていく。

また、本展で描かれる屈強な男性像は、単なる肉体美の象徴ではない。アメリカへ移住した少年だったHigakiにとって、「強くなること」や「男らしくなること」は、新たな社会で居場所を見つけるための手段でもあった。作品には、幼少期の無垢さと移住後に身につけた強さ、日本とアメリカという二つの文化、傷つきやすさと抵抗する身体が、互いを排除することなく静かに重ねられている。

「Tadpoles」は、ひとりの移民としての経験を起点にしながら、誰もが人生のなかで経験する「変化の途中にある自分」へと視線を広げる展覧会だ。過去と現在、異なる文化や記憶が交差する絵画空間のなかで、それぞれが抱える変化のかたちにも自然と目が向かうだろう。

作家プロフィール

Ken Higaki
香川県出身、現在ロサンゼルスを拠点に活動するアーティスト。日本の田園地域とアメリカ・オレゴン州ポートランドで育った経験を背景に、複数の文化にまたがる視点から人間の本能や感情、社会の中で形成される役割を描く。伝統的なヴェネツィア絵画の技法を取り入れた具象絵画を通して、肉体や緊張感、演劇的な構図を強調し、人間の行動の奥にある脆さと激しさに触れる作品を制作。動物的な人間像を通じて、人間関係や権力構造、社会的役割を形づくる本能的な衝動、美しさや欲望、怒りが共存する人間の姿を探求している。
Instagram:@ken_higaki

開催情報
展覧会名:Tadpoles
会期:2026年8月8日(土)~8月30日(日)
会場:DIGINNER GALLERY
住所:〒152-0035 東京都目黒区自由が丘1-11-2
開館時間:11:00~19:00(最終日は17:00まで)
休廊日:8月15日(土)、16日(日)、17日(月)、24日(月)
観覧料:無料
ウェブサイト:https://diginner.com/
Instagram:@diginner

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