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井津建郎作品展「インド・祈りのこだまする地」、祈りと人間の尊厳を見つめる

Jul 21, 2026
PGIは、井津建郎作品展「インド・祈りのこだまする地」を2026年7月22日(水)から9月16日(水)まで開催する。会場では、インドで撮影された密着プラチナ・プリント約20点を展示する。(PHOTO:©Kenro Izu, courtesy of PGI)

井津建郎作品展「インド・祈りのこだまする地」、祈りと人間の尊厳を見つめる

Jul 21, 2026 - NEWS
PGIは、井津建郎作品展「インド・祈りのこだまする地」を2026年7月22日(水)から9月16日(水)まで開催する。会場では、インドで撮影された密着プラチナ・プリント約20点を展示する。(PHOTO:©Kenro Izu, courtesy of PGI)

井津建郎は1971年に渡米して以来、50年以上にわたり、祈りや人間の尊厳をテーマに制作を続けてきた写真家だ。1979年に初めて訪れたエジプトで、人智を超えたものの存在に魅せられ、世界各地の聖地や石造遺跡、建造物を撮影するようになった。大判フィルムによる精緻な描写と、プラチナ・プリントの豊かな階調による作品は、国内外で評価されている。

井津建郎作品展「インド・祈りのこだまする地」は、これまでの「聖地」シリーズから発展し、視線を「祈りの場所」から「祈る人」へと移した作品群を紹介するものだ。井津は1996年にインド・ベナレスを訪れた後、一時インドでの撮影を中断。その後、ブータンでの撮影を通じて、聖地とは建造物そのものではなく、人間が築き、守り続けてきたものだという認識を深めていった。

©Kenro Izu, courtesy of PGI

©Kenro Izu, courtesy of PGI

©Kenro Izu, courtesy of PGI

2008年、井津は再びインドへ向かう。信仰が日常に根づくインドでは、登校途中の子どもが足を止めて祈り、老人が朝晩、街角の小さな社に食べ物や水を供える。混沌とした日常のなかで、祈りは規律ある行為として人々の生活に息づいている。井津はその姿に関心を寄せ、5年間にわたり撮影を続けた。

今回展示される作品は、14×20インチの超大型カメラで撮影されたネガから制作された密着プラチナ・プリントだ。巨大なカメラを前にした人々の表情には、小型カメラで自然に撮影する時とは異なる、内面の表情や覚悟のようなものが現れているという。水彩画紙の質感とプラチナの深い階調が、人物の気配や祈りの時間を静かに浮かび上がらせる。

プロフィール
井津建郎(いづ けんろう)
大阪府生まれ。日本大学芸術学部に学んだ後、渡米。以来50年以上にわたり、ニューヨークを拠点に作品制作と発表を続ける。2021年に帰国し、現在は金沢を拠点に活動。30年以上にわたり、エジプトをはじめヨーロッパ、中東、アジア各地の石造遺跡や聖地を14×20インチの超大型カメラで撮影し、プラチナ・プリントによる作品を発表してきた。2008年からは、インドの聖地に生きる人々に焦点を当てた撮影に取り組む。2018年より、日本古来の美意識を探求する《もののあはれの美》三部作「幽玄」「侘び」「寂び」に着手。作品はメトロポリタン美術館、Arthur M. Sackler Gallery、ボストン美術館、清里フォトアートミュージアムなどに収蔵されている。
Instagram:@izukenro

開催情報
井津建郎作品展「インド・祈りのこだまする地」
会期:2026年7月22日(水)〜9月16日(水)
夏期休廊:8月8日〜8月16日
会場:PGI
住所:〒106-0044 東京都港区東麻布2-3-4 TKBビル3F
開館時間:11:00〜18:00
休館日:日曜・祝日
観覧料:無料
ウェブサイト:https://www.pgi.ac
Instagram:@pgi_gallery

トークイベント:井津建郎×太田菜穂子(インディペンデント・キュレーター)
日時:7月25日(土)16:00〜
会場:PGI
定員:25名
参加費:2,000円(税込)
予約はこちら

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