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草月会館の石庭「天国」でケリス・ウィン・エヴァンスの個展を開催、光と音がひらく三部作の最終章

Apr 10, 2026
タカ・イシイギャラリーは、2026年3月28日(土)から4月25日(土)まで、草月会館 1F 石庭「天国」にて「ケリス・ウィン・エヴァンス」を開催する。2018年、2023年に同会場で開催された個展に続く第三章にあたり、抽象的な大型ネオン作品、マルセル・プルースト『失われた時を求めて』の日本語訳の一部をもとにした作品、さまざまな音を発するモビール作品を展示する。(PHOTO:Cerith Wyn Evans
"Drawing in Light (and Time)....suspended", 2020 © Cerith Wyn Evans / Photo: Junya Komatsu Collection of Hirosaki Museum of Contemporary Art)

草月会館の石庭「天国」でケリス・ウィン・エヴァンスの個展を開催、光と音がひらく三部作の最終章

Apr 10, 2026 - NEWS
タカ・イシイギャラリーは、2026年3月28日(土)から4月25日(土)まで、草月会館 1F 石庭「天国」にて「ケリス・ウィン・エヴァンス」を開催する。2018年、2023年に同会場で開催された個展に続く第三章にあたり、抽象的な大型ネオン作品、マルセル・プルースト『失われた時を求めて』の日本語訳の一部をもとにした作品、さまざまな音を発するモビール作品を展示する。(PHOTO:Cerith Wyn Evans
"Drawing in Light (and Time)....suspended", 2020 © Cerith Wyn Evans / Photo: Junya Komatsu Collection of Hirosaki Museum of Contemporary Art)

ケリス・ウィン・エヴァンスは、文学、映画、美術、天文、物理といった分野を参照しながら、テキストや概念をネオンや光、音へと移し替える制作を行ってきた。その実践は、新たな意味をわかりやすく提示するというより、私たちが当たり前のものとして受け取っている意味や認識の枠組みに、あらためて目を向けさせる。

© Cerith Wyn Evans

会場となる石庭「天国」は、イサム・ノグチによる石庭で、丹下健三設計の草月会館正面玄関奥にある、開放的なガラス張り空間に位置している。草月会館を本部とするいけばな草月流は、1927年に勅使河原蒼風によって創始され、場所・人・素材を問わない前衛的な作品によって、いけばなの表現を広げてきた。エヴァンスが草月流の前衛思想に深く共感し、この石庭での個展開催を切望してきたことも、本展の背景にある。

2018年の個展では、緩やかに明滅する3本の光の柱を石庭に配置し、2023年の第2回展では、吉川一義による日本語訳をもとにしたプルーストのテキストを用いたネオン作品を展示した。最終章となる今回は、そのプルーストのネオン作品が再び登場するとともに、エヴァンスの代表作である抽象的な大型ネオン作品も展示される。

ケリス・ウィン・エヴァンス 展示風景 草月会館1F石庭「天国」(東京)2026年3月28日-4月25日 Courtesy of Sogetsu Foundation. Photo: Kenji Takahashi

ケリス・ウィン・エヴァンス 展示風景 草月会館1F石庭「天国」(東京)2026年3月28日-4月25日 Courtesy of Sogetsu Foundation. Photo: Kenji Takahashi

ケリス・ウィン・エヴァンス 展示風景 草月会館1F石庭「天国」(東京)2026年3月28日-4月25日 Courtesy of Sogetsu Foundation. Photo: Kenji Takahashi

ケリス・ウィン・エヴァンス 展示風景 草月会館1F石庭「天国」(東京)2026年3月28日-4月25日 Courtesy of Sogetsu Foundation. Photo: Kenji Takahashi

ケリス・ウィン・エヴァンス 展示風景 草月会館1F石庭「天国」(東京)2026年3月28日-4月25日 Courtesy of Sogetsu Foundation. Photo: Kenji Takahashi

今回の大型ネオン作品は、青森県弘前市を象徴するりんごに着想を得たもの。作品には、原罪の寓意、世界的テクノロジー企業のロゴ、万有引力の法則をめぐる逸話、水星の公転軌道と相対性理論に関する連想など、りんごをめぐる複数の文脈が重ねられている。能におけるシテの「型」を説明するダイアグラムを引用してきたこれまでのネオン作品と比べると、今回はより具体的なフォルムを通してコンテンツそのものを前景化している点も特徴といえる。

2018年、2023年に続く今回の個展は、過去2回の展示ともつながる三部作の最終章にあたる。石、光、水音によって成り立つ石庭「天国」で、抽象的な大型ネオン作品やプルーストのテキストをもとにした作品がどう立ち現れるのかも、本展の見どころのひとつだ。

プロフィール
ケリス・ウィン・エヴァンス
1958年、ウェールズのラネリ生まれ。現在はロンドンを拠点に活動。主な個展に、オーストラリア現代美術館(シドニー、2025年)、ポンピドゥー・センター・メッス(2024年)、草月会館(東京、2023年、2018年)、アスペン美術館(2021年)、ポーラ美術館(神奈川、2020年)、ピレリ・ハンガービコッカ(ミラノ、2019年)、タマヨ美術館(メキシコ・シティ、2018年)、テート・ブリテン・コミッション(ロンドン、2017年)など。主なグループ展に、ミュンスター彫刻プロジェクト(2017年)、ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展(2017年)、モスクワ・ビエンナーレ(2011年)、愛知トリエンナーレ(2010年)などがある。

開催情報
ケリス・ウィン・エヴァンス
会期:2026年3月28日(土)– 4月25日(土)
会場:草月会館 1F 石庭「天国」(東京都港区赤坂7-2-21
開場時間:10:00AM – 5:00PM
休館日:毎週日曜日
協力:ルイナール(MHD モエ ヘネシー ディアジオ)、草月会
ウェブサイト:https://www.takaishiigallery.com/jp/archives/37518/
Instagram:@takaishiigallery

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