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「Early Years」展が銀座で開催、戦後美術を担った作家たちの“創造の萌芽”に光

Mar 8, 2026
東京・銀座の「メグミオギタギャラリー」で3月6日(金)から、グループ展「Early Years」が開催される。

「Early Years」展が銀座で開催、戦後美術を担った作家たちの“創造の萌芽”に光

Mar 8, 2026 - NEWS
東京・銀座の「メグミオギタギャラリー」で3月6日(金)から、グループ展「Early Years」が開催される。

本展では、物故作家から現代作家まで、戦後美術をけん引してきた個性的な4人の作家、山田正亮、山口長男、中村ケンゴ、土屋仁応の初期作品を中心に紹介。洗練された様式へと至る以前の試行錯誤に焦点を当て、飽くなき探究心や素朴な魅力を浮かび上がらせる。

 山田正亮, Still life no.79, 1953-1954, 53 x 45.5 cm, Oil on canvas (framed)

 山口長男, 畑, 1952, 41.8 x 46.8 cm, Oil on cardboard (framed)

山田正亮の《Still life no.79》(1953-1954年)は、具象が解体へと向かう過程を示す静物画。空虚と充足を象徴するモチーフを通じ、後年の抽象的な「Work」「Color」シリーズへと連なる思索の痕跡をたどる。山口長男の《畑》(1952年)は、土着的な原風景を思わせる色調と力強い構成が印象的で、日本抽象絵画の先駆としての萌芽を感じさせる。

 中村ケンゴ, “SPEECH BALLOON MAN” Talk until you die!, 1996, 22.4 x 27.1 cm, Mineral pigment, pigment and acrylic on Japanese paper mounted on wood panel

 土屋仁応, 撫で猫, 2005, 24 x 47 x 20 cm, Painted hinoki cypress, crystal

また、中村ケンゴの“SPEECH BALLOON MAN”シリーズ(1996年)は、マンガの吹き出しを主題に、日本画材を用いながらポップカルチャーと伝統技法を接続した意欲作。土屋仁応の《撫で猫》(2005年)は、現在の静謐な作風とは異なる野生味を帯び、木彫と玉眼による神秘的表現の原点を示す。

時代も世代も異なる作家たちの“はじまり”を通して、創造の源泉に迫る本展。戦後から現代へと連なる日本美術のダイナミズムを体感できる機会となりそうだ。

■ 詳細
Early Years
会期:2026年3月6日(金)〜3月28日(土)
開廊時間:12:00–18:00
休廊日:日曜・月曜・3月20日(金)
会場:メグミオギタギャラリー
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座8-14-9デュープレックス銀座タワー8/14 B1

お問い合わせ
TEL:03-3248-3405
E-mail:info@megumiogita.com

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