進化する銀座の宿泊スタイルを体感、英国発 YOTEL が日本に上陸
世界の主要都市や空港で、効率性と快適性を洗練されたデザインに落とし込んできたYOTEL。その舞台として日本で選ばれたのは、東京・銀座という街だった。華やかさと日常が交差するこの場所で、ミニマルでありながら心地よい、新しい滞在のかたちを提案する。QUI編集部は、その英国発のスマートなホテル体験を確かめるべく、銀座へと向かった。
銀座・新橋エリアの要所に位置する好立地
「YOTEL 東京銀座」は、銀座の中心部にほど近く、東京駅から徒歩約15分、新幹線や羽田・成田空港へのアクセスも良好なロケーションに位置する。観光やショッピングはもちろん、ビジネス利用にも適した立地で、チェックインからチェックアウトまで無駄な移動がほとんどない点が印象的。

客室は、YOTELが独自に開発した可動式ベッド SmartBed™ を中心に設計され、限られた空間を最大限に活かしたレイアウトが特徴だ。高速Wi-Fiやワイヤレス充電、レインシャワーなど、現代の滞在に欠かせない設備が過不足なく揃っている。床から天井まで広がる大きな窓からは、銀座の街並みや東京タワー、新幹線が行き交う景色を望むことができ、コンパクトな空間でありながらも、閉塞感を感じさせない設計がなされていた。

人との接触を最小限に抑える、スマートな滞在体験
「YOTEL 東京銀座」の大きな特徴のひとつが、テクノロジーを駆使した非接触型のサービス。レセプションにあたる「ミッションコントロール」ではセルフサービスを導入し、必要以上のやりとりを省略。さらに、ミネラルウォーターやタオルなどを客室まで届けてくれるロボットクルーが稼働している。人に気を使う場面が驚くほど少なく、滞在中は終始、自分のペースを保ったまま過ごすことができる。この誰にも邪魔されないステイスタイルこそが、YOTELらしさと言えるだろう。

銀座の街と呼応する共有スペース
1階に併設されたオールデイダイニング「KOMYUNITI(コミュニティ)」では、四季折々の食材を使った料理や、ワイン、ジャパニーズウイスキーを楽しめる。共有スペースのデザインは、アーティスト・フルカワ ミオ氏によるもので、洗練されたラインと温かみのある木の色調が融合。都会的でありながら、どこか落ち着きを感じさせる空間に仕上がっている。

編集部のおすすめポイント

立地の良さが、滞在のストレスを限りなくゼロに
「銀座・新橋・東京駅を自在に使える立地は、実際に泊まってみて想像以上に便利。外出の予定を立てるたびに、駅までの道を思い浮かべて少し気が重くなる、あの感覚がほとんどありません。短期滞在はもちろん、連泊でも移動のストレスが少なく、出かけるのが億劫にならないというのは、思っていた以上に高ポイントでした」。
コンパクト=窮屈、ではないという好例
「全体的にコンパクトな客室は、小物から大きな荷物まで、ついあちこちに置いてしまう私にとってちょうどいいサイズ感。必要なものが的確な位置に配置されており、子どもの頃に狭い空間を好んでいた、妙に落ち着くあの感覚を思い出しました(笑)。無駄を削ぎ落とした結果、設備は必要最低限でありながら、きちんと居心地がいい。そのバランスこそが、YOTELならではだと思います」。
「人に会わない自由」が確保されたホテル
「ロボットによるルームサービスやセルフチェックインを導入しており、滞在中に人と接触する場面を最小限に抑えられるのも、YOTELの特徴のひとつ。旅行はもちろん、出張で訪れる方にもおすすめしたいポイント。余計な気を遣わず、完全にプライベートな時間を保ちたい人にとって、ベストな環境だと感じました」。
効率性、快適性、そして人とのあいだに保たれた、心地よい距離感。「YOTEL 東京銀座」は、従来のホテルステイの価値観を更新しながら、都市で過ごす時間そのものをスマートに再設計する一軒だ。銀座という街と軽やかに呼応する存在として、これからの都市滞在に、新たな心地よさをもたらしている。
YOTEL 東京銀座
「YOTEL 東京銀座」は、英国発インターナショナルホテルブランド<YOTEL>の日本初進出となるフラッグシップ。世界の主要都市や空港で培われたスマートな滞在哲学を、東京・銀座という都市の文脈に合わせて再解釈している。ミニマルで機能的な客室設計、セルフチェックインやロボットによるサービスなど、効率性と快適性を両立。一方で、人との適度な距離感を大切にした空間づくりが、都市に滞在する時間そのものを軽やかに整える。



