12/13(土)より104GALERIEにてヨハネス・ボシシオ初個展「Afterlight」を開催、破壊と光が交錯するダイナミズム
1994年、イタリア・カヴァレーゼ生まれのボシシオは、ベルリン・ヴァイセンゼー芸術大学を経て、2022年にロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートを修了。山岳地帯に囲まれたイタリア・トローデナの自然と、都市生活を往来する中で育まれた感性が、彼の表現の基盤となっている。
「Afterlight」と題された本展では、無機体と有機体という相反する存在への静かな眼差しが軸となり、そこから立ち上がる曖昧で変容する世界が描かれる。メインビジュアルでもある4.5m超の大型ペインティング《Micro Series T2501》では、作家自身が金属体に干渉・破壊を加えた表面を撮影し、その痕跡を絵画へと変換。光に照らされた残滓が、画面の中で拡張する宇宙のように広がる。


《Drawing Series T2501》 2025, pencil and acrylic on paper in white wood frame, 58 × 38.5 cm
さらに、ボシシオが東京滞在中に制作した新作も展示される。「Afterlight(残光)」とは、光を受けた素材の表面に刻まれる、圧力や摩擦、時間の痕跡のこと。ドローイング作品においては、そうした余波のような存在が描かれている。
破壊と変容を経た後に現れる「残光」。その光景を、作品を通して見つめてほしい。
【開催情報】
展覧会名:Afterlight
会期:2025年12月13日(土)– 2026年1月24日(土)
会場:104GALERIE(東京都目黒区青葉台1-20-4 FORCEビルB1F)
開館時間:11:00–17:00
休館日:日曜・祝日、12月27日–1月6日
観覧料:無料
オープニングレセプション:12月13日(土)17:00–19:00(作家在廊)
Instagram:@104galerie @johannesbosisio