エレナ・ノックスと八島良子、9日間限定の特別上映「Under the Surface」がANOMALYで開催|9/17(水)− 9/27(土)
本上映会では、二人の過去の代表作がスクリーンに立ち上がる。「人間」という普遍的なテーマを軸に、社会的な問題や個人的な出来事が映像の中で交錯し、私たちの目を「表象」の表面から解き放つように導く。皮膚の下に潜むもの、可視化されない真実にふれる時間が訪れるだろう。
上映される作品は、ノックスによる《Spin》(2011)、《ラマスケンタウロス和牛》(2014)、《PG: Power Generator》(2014)、《Who In All The Land》(2024)、そして八島による《Undergo》(2015)、《海ゆかば》(2019)など。作品群からは、技術文明や戦争の記憶、個人の生と死といったモチーフが多層的に浮かび上がる。

エレナ・ノックス 《Spin》2011年 3分32秒 ダブルチャンネル

エレナ・ノックス 《ラマスケンタウロス和牛》2014年 ループ

エレナ・ノックス 《PG: Power Generator》2014年 5分46秒

エレナ・ノックス 《Who In All The Land》2024年 15分

八島良子《Undergo》2015年 5分13秒 ダブルチャンネル

八島良子《海ゆかば》2019年 2分23秒
ひとつのスクリーンに映し出される映像は、単なる記録ではなく、人間の存在そのものを問い直す場となる。見終えた後、心の奥に沈んでいた思考がふっと浮かび上がるかもしれない。
【プロフィール】
エレナ・ノックス
1975年オーストラリア生まれ、東京在住。デジタルメディア、パフォーマンス、サウンドアート、音楽、インスタレーションを横断しながら、テクノロジーと人類の自己複製への欲望を考察する作品を制作。国内外の展覧会や国際芸術祭で精力的に発表している。
Instagram:@elenaknoxx
八島良子
1993年広島県生まれ、同地在住。祖母の戦争体験や自ら取り組む「メメント・モモ」プロジェクトなどを通して、人間の身体や社会構造を掘り下げる作品を制作。映像、写真、立体、インスタレーションなど多様な手法を駆使し、近年は著書『メメント・モモ』(幻戯書房)も刊行。
Instagram:@yashimaryoko
【開催情報】
展覧会名:「Under the Surface」
会期:2025年9月17日(水)− 9月27日(土)
会場:ANOMALY
開廊時間:12:00 – 18:00
休廊日:日・月・祝(ただし9月23日[火・祝]は開廊)
クロージングパーティー「chill, chill, fulfilled」:9月27日(土)18:00 – 20:00
※本展には性的な表現を含む作品があります。未成年は保護者の同意のもと、成人は自己判断にてご覧ください。
URL:https://anomalytokyo.com/top/