本展は、戦後日本を代表する彫刻家であり、日本アカデミー賞のトロフィー《映画神像》の制作者でもある彫刻家・流政之（1923–2018）の造形哲学を起点に、香りとオブジェクトの美学が交差するローンチイベントとなりっている。

展示では、彼が手がけた家具「ナガレチェア」、石彫「ナガレバチ」や「サキモリ」などの代表作と並び、その思想を受け継ぐ香立てシリーズ「Kunryu」の展示・販売される。

さらに香りの監修は、＜Mame Kurogouchi（マメクロゴウチ）＞や＜CFCL（シーエフシーエル）＞などとの協業でも知られる調香師・和泉 侃。流政之が晩年まで暮らしたアトリエや住居空間、作品などからインスピレーションを受けた香りを創作している。

6月13日（金）のレセプション（17:00–20:00）には、その調香師・和泉侃さんが在廊予定。
香りの背景や制作プロセスについて、直接お話ができる貴重な機会となっている。

香りと造形、静けさと余白が交差する空間で、流政之という稀代の造形作家の世界観に、感覚的に触れてみてはいかがだろうか。

展示概要
会期：6月13日（金）13:00 ‒ 20:00（17:00 ‒ 20:00 レセプション　／　アーティスト・和泉侃（Olfactive Studio Ne） 在廊予定）
6月14日（土）、15日（日）11:00 ‒ 18:00
会場：YOKE GALLERY
東京都世田谷区下馬1-20-13 宏和ビル2F
HP:https://www.yoke-gallery.com/