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土取郁香による個展「輪郭はゆれている」をGallery & Restaurant 舞台裏にて開催

Apr 28, 2025
麻布台ヒルズ内にある「Gallery & Restaurant 舞台裏」にて、アーティスト・土取郁香による個展「輪郭はゆれている」が開催中。

土取郁香による個展「輪郭はゆれている」をGallery & Restaurant 舞台裏にて開催

Apr 28, 2025 - NEWS
麻布台ヒルズ内にある「Gallery & Restaurant 舞台裏」にて、アーティスト・土取郁香による個展「輪郭はゆれている」が開催中。

今回の展示作品は、ピンク色をはじめ、印象的な色づかいによって描かれている。体温が伝わってくるような色彩表現は、冷たい季節から暖かい季節へと向かう光や植物の色の移り変わりを捉えているもである。その彩りが私たちに伝えるものは、上着を脱ぎ捨てて愛する人と街に出る高揚感かもしれないし、あるいは生ぬるい春の気温に酔い、ひとりで歩む気だるい夕暮れ時の気分かもしれない。「Gallery & Restaurant 舞台裏」で土取の作り出す情景に、あなたの心を委ねてみてほしい。

キス、抱擁する 2 人、愛し合う 2 人。 2 人の人物というモチーフを使った作品は絵画史、美術史の中に多数見つけることができる。これを普遍的な、ずっと昔から滅びることなく受け継がれてきた主題であると考える。今も古びることなく。美術史や、映画、そして自分のバックグラウンドとして少女漫画から引用した"密接した 2 人"のイメージのモチーフを中心として制作している。

展覧会ステートメント

過去作品:「I and You」 2025, oil and spray on canvas, 1167 × 910 mm ©Fumika TSUCHITORI, courtesy of the artist and WAITINGROOM

"密接した 2 人"には愛情や安堵を示すものと、片や死、恐怖、憎しみの感情、一方的に振るわれる暴力的なもの、を引用している。それは、密接する 2 人のイメージが愛情からなるものと暴力からなるもの、真逆と思っていたことが絵画上ではとても似ている、見分けがつかない、そのことに気付いた経験に由来している。(抱き合えるのは別々の体だからだ、では暴力は?)その矛盾について、絵画にはなにが示されていて、隠されていて、なにをあるものとして、ないものとしているのか。絵画の中で逡巡している。

土取 郁香(つちとり・ふみか)
1995年兵庫県生まれ。2020年に京都造形芸術大学(現:京都芸術大学)大学院・美術工芸領域・修士課程を修了。現在は京都を拠点に活動中。2人の人物を描いた《I and You》、風景の中から色やかたちなどの要素を抽出した《a scene》の2つのシリーズの制作を通して、特定の対象をかけがえなく思うことや、人と人、自分と自分などの間にある関係について考えをめぐらせながら、ペインティングやドローイング作品を発表しているアーティスト。
Instagram:@fmk____mm

土取郁香個展「輪郭はゆれている」
会期:2025年4月25日(金) 〜2025年6月1日(日)
会場:Gallery & Restaurant 舞台裏
住所:〒105-0001 東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA B1F
営業時間:
・ギャラリー
【火-日】11:00-20:00
・レストラン
【火-金】カフェタイム/13:00-17:00(L.O.16:30)ディナータイム/17:00-22:00(L.O.21:00)
【土】カフェタイム/13:00-20:00(L.O.19:00)
【日】カフェタイム/13:00-18:00(L.O.17:00)
※土日はカフェメニューでの営業をしております。
定休日:月曜定休
※月が祝日の場合は翌日が休業日となります。
観覧料:無料
公式サイト

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