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T.TがアーティストTomo Kishidaとの共同プロジェクトの第 2 章を開催

Mar 26, 2025
<T.T(ティー・ティー)>が、アーティストTomo Kishidaとの共同プロジェクト「 Sakiori Project『 影と光 』」の第 2 章を、3月28日(金)から4月6日(金)まで、京都・祇園の総合芸術空間「 T.T 」にて開催。

T.TがアーティストTomo Kishidaとの共同プロジェクトの第 2 章を開催

Mar 26, 2025 - NEWS
<T.T(ティー・ティー)>が、アーティストTomo Kishidaとの共同プロジェクト「 Sakiori Project『 影と光 』」の第 2 章を、3月28日(金)から4月6日(金)まで、京都・祇園の総合芸術空間「 T.T 」にて開催。

本プロジェクトでは、<T.T>の制作過程で生まれた残布を使用し、日本の伝統技法である「裂織」を用いたTomo Kishida氏による衣服作品と、その制作プロセスを表現したインスタレーションが展示される。会場の空間デザインは建築家・周防貴之氏が担当し、<T.T>と<Tomo Kishida(トモ・キシダ)>によるコラボレーションアイテムも販売。

華やかな"光"の裏に存在する"影"
<T.T>と<Tomo Kishida>の共同プロジェクトでは、コレクション過程で生まれる廃材に「裂織」の技巧を施し、新たな命を吹き込む。<T.T>のデニムアイテムで年間約580㎏の端材が発生しており、これは実際に使用するデニムの26%を占めている。時代の陰に着目し、未来の光を再構築するプロジェクト、相反する存在がその境界を超えるとき、新たな価値が生み出される。

昨年の第1回に続く第2章では、廃材の循環と物語の連鎖を通じて、新たな視点を提示。本プロジェクトでは、<T.T >のデニム残布を使用した裂織の技法による、<Tomo Kishida>の羽織ジャケットや<T.T>のアイコニックなデニムジャケットなど、一点物のアートピースが登場。また、Kishida 氏の手によるデニムジャケットの制作過程で生まれた端切れも捨てることなく、パッチワークとして活用し、新たな価値を纏ったパッチワークデニムジャケットへと昇華。祇園店だけのスペシャルピースとして販売される。

展示詳細
日程:3月28日(金)〜4月6日(金)
営業時間:12:00 〜 19:00
住所:総合芸術空間 T.T (京都府京都市東山区祇園町南側570-120)
TEL:075-525-0402

展開商品一覧

SAKIORI UN – KIMONO COAT
¥550,000
<T.T>のデニムをしようした裂織で、<Tomo Kishida>の着物を制作。着物で一般的な幅40cmほどの生地ではなく、Kishida自ら織り上げた幅90cm の生地を使うため、独自のパターンが用いられる。直線のみで構成された裁断時に端材が出ない着物のパターンと、曲線が多く端材が発生するジャケットのパターンの対比を探る試みでもある。

LOT. 703 SAKIORI DENIM JACKET
¥550,000
縦糸には<T.T>のインディゴ系を再利用し、横糸には紐状にカットした<T.T> のデニムを装鎮。Kishidaの手によって、ゆっくりと丁寧に織り上げられる裂織。今回は、平織りを崩したような織り方を取り入れ、穏やかな波がなびく海原を思わせる表情を生み出した。デニムの生地端、いわゆる「耳」の部分は白く浮かび上がる。また、表裏で色が異なるデニムは、織る過程で自然に裏返ることがあり、それが人為的ではない風合いをもたらし、有機的な表情を生む。

LOT. 703 SAKIORI MODIFIED DENIM JACKET
¥118,800
裂織のジャケットを作る過程で、どうしても生まれてしまう端切れ。Kishidaは、それらを捨てることなく、<T.T>のデニムジャケットにパッチワークすることで、新たな価値を纏わせる。端切れから裂織へ、そしてまたその先へ。循環するものづくりの中で、布が紡ぐストーリーは続いていく。

裁断図について
着物のパターンは、直線断ちのみで構成されているため、裁断時に端切れが出ることがなく、生地を余すことなく使い切るといった、日本的な文化がそこにある。反対に、ジャケットのような西洋由来の洋服は、端切れが生じる。今回のLOT.703 SAKIORI DENIM JACKET を製作する上で生まれる端切れを全て使い切り、LOT.703 SAKIORI MODIFIED DENIM JACKETが生み出されている。そのため、LOT.703 SAKIORI MODIFIED DENIM JACKET 全6点はいずれもパッチワークのデザインが異なる。

<Tomo Kishida>について
大阪府出身。建築を学んだ後、メーカーで技術職に就職。バンタンデザイン研究所を経て、<Tomo Kishida>をスタート。大阪を拠点に、自身の畑での綿花の栽培から縫製までの服作りの全工程を手がける「Land To Skin」と、裂織の「Uni Iroikas」を軸に、ジュエリーラインも展開する。

<T.T>について
<T.T>は現代芸術家でありファッションデザイナーの髙橋大雅(1995-2022)が、2017年University of the Arts London Central Saint Martins Women’s Design卒業後、2019年ニューヨークで設立したファッションブランド。ブランドコンセプトは「過去䛾遺物を蘇らせることで、未来の考古物を発掘する」。デザイナーである髙橋自身が10代から蒐集した衣服は数千着以上、そのほとんどが大量生産前の1910~50年中心のアメリカンヴィンテージ。ものづくりの本当の価値は歴史の中で、すでに存在しているのではないか、そんな思いを抱き、時間をサバイブした衣服の布地や縫製、ディテールなどを考古学の観点から研究し、新たな再解釈を加えて現代に蘇らせる。衣服を化石やタイムカプセルに見立て、失われつつある、織り、染め、縫製など日本古来の伝統技術や天然素材を使い、100年後の未来にまで残る「時代を超越した衣服づくり」を目指した<T.T>がつくる衣服には今もなお、日本が誇る職人の技が生かされている。1000年以上続く自然染色の手技や現存する数少ない旧式力織機など日本の伝統技術を用い、その技を受け継ぐ職人たちとの対話を重ねて、ものづくりを追求している。

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