スタイリスト 三田真一の個展「Path in Trace—轍—」が、4/4(金)よりラフォーレ原宿にて開催
三田真一は、独特な視点を持ち、様々なフィールドで活動するスタイリスト。本展では「纏(まと)うとは何か」について問い続ける。「時空・生命・意識」などの根源的なテーマについて思索を重ね「呼吸し続ける生命の本質と、工芸が持つ技術や素材の歴史は、未来への旅を装う新たな纏い」と捉えている。
2023年6月に開催された大宰府天満宮博物館(福岡)での『三田真一 in-Spire 呼吸』展に、多数の作品を加え、今回も金属、革、木、陶磁器といった伝統的な素材、そして最先端の技術を扱う作家たちを巻き込み、新たな表現が繰り広げられる。作品の多くは三田によるスケッチと言葉を起点に制作される。作家らが解釈を加え、伝統的な工芸の素材と手法、そして現代のテクノロジーを用いて制作された。それは三田の思想に新たな息吹を与えている。
NASAの火星探査車「オポチュニティ」は、未知の大地である火星の地表を走り続けた。当初は90日のミッションだったが、15年もの年月を記録し地球に送り続けた。人類の探究心と技術の進化は、代々継承されてきた工芸のように過去と現代を繋げる軌跡と言えるだろう。工芸とテクノロジーの融合は、これまでにない新たな可能性を開拓し、「オポチュニティの轍」のように時空に「轍」を刻むだろう。「私たちは過去から何を脱ぎ捨て、そして未来に何を纏うべきか」——その答えを探す旅が、ここから始まる。
参加作家(順不同)
茶筒開化堂六代目当主 八木隆裕 / 宇治茶陶朝日焼十六世 松林豊斎 / 中川木工芸 中川周士 / 金網つじニ代目 辻徹 / 革計画創造家 上月建太朗 / 小嶋商店十代目 小嶋諒 / 九谷焼上出長右衛門窯六代目 上出惠悟 / 波佐見焼マルヒロ三代目 馬場匡平 / 名尾和紙七代目 谷口弦 / 水墨画家 土屋秋恆 / 堀口切子三代秀石 堀口徹 / ライゾマティクス 石橋素•柳澤知明•竹森達也 / サカナクション NF 山口一郎 / NF 青山翔太郎 / Qosmo徳井直生•中嶋亮介 / nomena / ZOZO NEXT
三田真一展覧会『Path in Trace—轍—』
期間: 2025年4月4日(金)~4月20日(日)
会場: ラフォーレミュージアム原宿
住所:東京都渋谷区神宮前1丁目11-6
観覧料: 1000円(未就学児は無料)
チケットはこちらから
アーティスト公式Instagram:@mitershinichi
展覧会Instagram:@mita_ten_wadachi