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アートギャラリー・YOKOTA TOKYOにて「河口龍夫 – 闇 展」が2月10日(月)から開催

Feb 7, 2025
アートギャラリー・YOKOTA TOKYOにて「河口龍夫 - 闇 展」が2025年2月10日(月)から開催する。YOKOTA TOKYOでは、河口の制作の根幹をなす“時間”や“関係"というテーマを『時間の質 あるいは関係-時間』(2018)、または『関係』(2022)といった継続的な展覧会で取り上げてきた。今回は、作家が取り組んできた「闇」に焦点を当て、新作からなる展覧会を行う。

アートギャラリー・YOKOTA TOKYOにて「河口龍夫 – 闇 展」が2月10日(月)から開催

Feb 7, 2025 - NEWS
アートギャラリー・YOKOTA TOKYOにて「河口龍夫 - 闇 展」が2025年2月10日(月)から開催する。YOKOTA TOKYOでは、河口の制作の根幹をなす“時間”や“関係"というテーマを『時間の質 あるいは関係-時間』(2018)、または『関係』(2022)といった継続的な展覧会で取り上げてきた。今回は、作家が取り組んできた「闇」に焦点を当て、新作からなる展覧会を行う。

1968年に開催した『DARK』展 (村松画廊、東京)に始まり、河口は「闇」という概念と長年にわたって取り組んできた。“見る”ことも“触る”こともできない闇は、見えざる関係-現象・観念を問う制作を続けてきた作家にとって、重要な意味を持っている。

闇のなかでは、
何も見えないのではない。
闇が見えるのである。
それと引き換えに、
光のなかで見えていたものが見えないだけである。

− 河口龍夫『闇をめぐっての断章』より

河口龍夫《関係 – 無関係・闇の時間》2024年
河口龍夫《DARK BOX 2000》2000年
河口龍夫《関係 – 闇の手触り・闇の中で描かれたドローイングを基調に闇の奥行へ》2022年

「河口龍夫 – 闇 展」
会場:YOKOTA TOKYO
住所:〒105-0022 東京都港区海岸1丁目15−1
会期:2025年2月10日(月) – 3月7日(金)
休館日:土日祝休 11:00-17:00
HP:https://yokotatokyo.com/index.html

また本展に合わせて、カタログ『闇をめぐっての断章』を出版するほか、作家によるトーク・イベント『闇のはなし・断章』 (2月21日 13:30-15:30)を開催。
詳細:https://yokotatokyo.com/talkevent_20250221.html

イベント詳細
日程:2月21日(金)13:30–15:30(13:00開場予定)終了時間は前後します。
共催:YOKOTA TOKYO
共催:特定非営利活動法人 Japan Cultural Research Institute

河口龍夫(かわぐちたつお)
1940年に神戸市で生まれる。多摩美術大学を1962年卒業。
1965年に「グループ〈位〉」を結成し、注目を集める。初期のグループ活動や絵画制作を経て、「関係」というテーマのもと、半世紀にわたり制作を続けている。およそ全ての事象に存在する「関係」―光と闇、自然現象、個人と社会、歴史と今この瞬間、すべての関係性を、金属、布、木材、紙、自然物といった素材を用い、作品として可視化し、再提示している。「関係」を通して「見えるもの」と「見えないもの」の境界を探ることで、日常では捉えがたい現象や、観念、または存在の意味を私たちに問いかけている。長年の作家活動の傍ら、筑波大学を始め、数々の大学で教鞭をとり、常に教育活動にも携わってきた。筑波大学芸術系名誉教授。

【主な展覧会・受賞歴・受賞歴】
1970「東京ビエンナーレ1970 人間と物質」東京都美術館 京都市美術館
1989「大地の魔術師」ポンピドゥー・センター/グラン・ダール・ド・ラ・ヴィレット(パリ)
2007「河口龍夫 見えないものと見えるもの」 兵庫県立美術館 名古屋市美術館同時期開催
2008 第15回日本現代藝術振興賞受賞
2009「河口龍夫展 言葉・時間・生命」 東京国立近代美術館
2016 「河口龍夫 時間の位置」川口市立アートギャラリー・アトリア
2017 第58回毎日芸術賞受賞
2018「河口龍夫―ちのこうや―」黒部市美術館 など

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