NYを拠点に活動するアーティスト・エスター チャンが、東京初となる個展をISETAN SALONE にて開催
作品を発表する土地に滞在をし、旅をしながら制作をするエスター。今回制作の地に選んだのは、2024年に初めて日本での展示を行った場所でもある京都。豊かな歴史文化のある地域と自然の調和から感じる安らぎが作品にも反映されている。やわらかに春の訪れを表現した、エスターの新作“Eternal Spring” を展示する。
Aesther Chang(エスター チャン)
エスター チャンは、人間の精神、自然と物理的なニュアンスをのびやかに描き出し、伝統的な時間と空間の概念を超越した雰囲気のある瞑想的な構図で知られている、台湾系アメリカ人のアーティスト。チャンの作品は、希釈された顔料の控えめな色合いと身振りを交えた筆使いによって表現されている。自分の存在の中でより深い次元、心身ともに自然と物理的な素材の緊張感と調和をとらえることを目指している。ハーバード大学で教育学の修士号を、メリーランド・インスティテュート・カレッジ・オブ・アートで絵画の美術学士号を取得。チャンの作品はUne Fille Aux Cheveux Noirs(パリ)、Hollis Taggart(ニューヨーク)、Yadoya Hibi(京都)、Jean Jacobs Gallery(コネチカット)、Kate Oh Gallery(ニューヨーク)、Galleria Numeroventi(フィレンツェ)などで国際的に展示されている。ニューヨーク、パリ、京都を行き来する彼女の作品は、ニューヨーク、パリ、ロンドン、台北、東京など、世界中の個人および公的コレクションに収蔵されている。
“Eternal Spring” はチャンが2025年に京都に滞在していた時期に心に浮かんだ架空の風景をテーマにしている。作品は、空や葉、水の動きなど、自然界の対立する力に焦点を当ており、シリーズを通じて、季節の移り変わり、特に冬から春への変化や、春における生命の再生と希望といったテーマが探求されている。チャンは、抽象的であれ具象的であれ、具体性と不確かさの間を結びつける空気感を表現することに魅力を感じ彼の作品は、光と影、動きと静けさ、静けさと混沌が織りなす膨張と収縮を繰り返しながら、想像と現実、自然界の境界を曖昧にしている。
Aesther Chang Solo Exhibition : Eternal Spring
日時 : 2025年2月26日(水) ~ 3月11日(火) 11時00分~20時00分
場所 : ISETAN SALONE(イセタンサローネ)
住所 : 〒107-0052 東京都港区赤坂9丁目7−4 東京ミッドタウンガレリア 1階・2階
期間中、国際女性デーを祝福する伊勢丹新宿店の合同企画展においてもエスター チャンの新作を発表。
日時 : 2025 年3 月5 日( 水) ~ 3 月11 日( 火) 10 時00 分~ 20 時00 分
場所 : 伊勢丹新宿店 本館5 階 センターパーク/ ザ・ステージ#5
住所 : 〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目14−1