「ひと、能登、アート。」 文化財アートがつなぐ。Art for the Noto Peninsula 2025年秋、石川県内の3館で開催
本企画は、東京所在の美術館・博物館が連携し、本事業趣旨に賛同する各館が自ら選んだ、復興を支援する想いを込めた文化財を石川県金沢市内各施設で展示する展覧会を2025年秋に開催する。また能登に生まれた桃山絵画の巨匠・長谷川等伯の国宝「松林図屛風」を題材とした映像コンテンツ事業や教育普及事業を石川県内で開催を予定。
数百年の時を重ねて大切に守り伝えられてきた文化財の数々は、自然災害が絶え間なく襲う日本において、時に人々の安らぎの心を求める強い祈りが込められて造られてきたものである。そうした想いの詰まった文化財を、被災された皆様への励ましのメッセージとすることを目指している。
各会場での主な展示作品
石川県立美術館 会期:2025年11月15日~12月21日
見返り美人図 菱川師宣筆
江戸時代・17世紀
重要文化財 老猿 高村光雲作
明治26年(1893)
シカゴ・コロンブス世界博覧会事務局寄贈
金沢21世紀美術館 会期:2025年12月13日~2026年3月1日
寒山拾得
≪2023-06-27≫
横尾忠則 2023年
国立工芸館 会期:2025年12月9日~2026年3月1日
重要文化財 色絵月梅図茶壺
仁清 江戸時代・17世紀
国宝「松林図屛風」を題材とした映像コンテンツ事業+教育普及事
多くの人々を魅了する国宝「松林図屛風」は能登・七尾の地に生まれた長谷川等伯によって描かれた。この能登の地とも縁の深い作品を通じて、被災された皆様へ復興への祈りを届けられるよう、石川県内各地で本作品を題材とした映像コンテンツ事業や、高精細複製品を用いた教育普及事業の開催を予定している。
国宝 松林図屛風
長谷川等伯筆
安土桃山時代・16世紀
※掲載の作品はすべて東京国立博物館蔵
会期・会場
2025年11月15日(土)~12月21日(日) 石川県立美術館
2025年12月13日(土)~2026年3月1日(日) 金沢21世紀美術館
2025年12月 9日(火)~2026年3月1日(日) 国立工芸館
主催 : 石川県立美術館、金沢21世紀美術館、国立工芸館、石川県、金沢市、東京国立博物館