＜Kiko Kostadinov＞が手掛ける＜ECCO.kollektive＞の新たなリリースとなる第2回目にして最後のコレクション「Hypatia」が公開された。このコレクションは、シューズ、バッグ、ウェアを含むもので、特に女性向けのアクセサリーとウェアはデザインチームであるローラとディアナ・ファニングによるディレクションで展開されている。

「Hypatia」は、テクノロジーをファンタジーと見立て、Eccoの革や靴の精密さ、テクノロジー、革新に魅せられた結果として制作された。コレクション全体では曲線的なラインと「スペースエイジ」を連想させる形状に焦点を当て、ソールデザインを通じて柔らかい包容力を表現しており、これがアッパー、バッグ、衣服の形状にも影響を与えている。

デザインチームは、地に足のついたアイデアから出発し、＜Ecco＞のテクノロジカルツールの複雑さと精密さを強調するために、球体の基礎構造に焦点を移した。深い柔らかさを持つヌバックとリッチなメタリックやメッシュ構造のサテンレザーが鮮明でシャープな靴のデザインを作り上げ、形と動きの間の独特な対話が生まれる。シンプルなソフトプルオンブーツとは対照的に、ローカットスタイルの「メアリージェーン」を基にしたデザインが、赤やシャルトリューズ、メタリックな色の大胆なアクセントによって引き立てられている。

レトロフューチャリズムへの親和性は、異世界的な雰囲気のシューズデザインとシンプルなバッグシリーズを形成し、初期の航空旅行やヴィンテージのフライトユニフォーム、ハンドバッグの魅力を融合させたユーティリティな傾斜が見られる。これは、たたんだパテントレザーや曲線のパイピングで表現され、機械的なインジェクションモールドハンドルやソールデザインに見られるユークリッド形状が際立っている。

ウェアの部分では、クラシックなレザーモーターサイクルジャケットやレトロなフライトユニフォームを集約。レザースーツは柔らかな垂れ感の重さで再解釈され、レザーパンツは膝から垂れる柔らかなプリーツを通じて繊細に作り上げられている。また、触れると柔らかいレザージャケットは、コントラストカラーのパイピングとスカーフのような襟でユニフォームの性質を反映し、上品に配置されたサテンのネックスカーフのようにも見える。

＜Kiko Kostadinov＞の＜ECCO.kollektive＞によるこの続編は、そのパーツの調和によるシンフォニーだ。革新とノスタルジアを追求し、機能的なクラシックを創造。技術との身体の二重性を介在させることで、Eccoの革新と技術プロセスに焦点を当てたファンタジーを駆り立てる作品が生まれた。

このカプセルコレクションは、8月15日(木)よりオンラインストア(https://kikokostadinov.com/)、及びKIKO KOSTADINOV TOKYOにて発売開始される。