アーティストFACEが face group exhibitionと銘打った、展覧会「都合の悪い存在 – Disruptive Presence」を開催
GALLERY TARGETで新作約30点の発表を予定する展示会が3年ぶりに開催される。皮肉や冷笑、反戦や平和ボケというテーマはそのままに、スタイルの違う数人のFACEによって構成される展示となっている。
アーティストステイトメント
「絵描きにとって、観客を裏切ることほど気持ちのいいことはない。逆に、観客の期待に応えるように絵を描くことほどつまらないことはない。作家のスタイルが確立されてしまうと、周囲の人々はそのスタイルに対して称賛を送る。作家がそのスタイルで描いている限り、それなりの評価は得られるだろう。しかし、自分自身にとっては、自分のコピーを描くだけで進展はない。絵を描くのは作者だが、その絵を一番最初に見る観衆もまた作者である。観衆を喜ばせることができなければ、絵を描く意義はあるのだろうか。絵というのは人目に晒されて初めて力が発揮できるものだ。しかし、人のために描いているのではなく、自分自身を感動させるために描いているのだ。」
このステイトメントは、1989年発行の「ユリイカVol.21 総特集ピカビア」で、ピカビアの展覧会を観た日比野克彦さんが書いた記述を引用している。アーティストは自身の思いを「”都合のいい作家”よりピカビアのような”都合の悪い作家”になりたい。でも、、たまには行儀良くありたい。」と表現している。
face group exhibition「都合の悪い存在 – Disruptive Presence」by FACE
会期:2024年7月12日(金)〜8月3日(土)
営業時間:12:00 – 19:00 ※日・月・祝日は休廊
開催場所:GALLERY TARGET
住所:東京都渋谷区神宮前5-9-25
電話番号:03-6427-3038
www.gallery-target.com
オープニングレセプション:2024年7月11日(木)18:00 – 20:00
※どなたでもご入場可能。
About FACE
1984年東京都生まれ。
台湾人の父と日本人の母を持つアーティスト・イラストレーター。
アパレル、広告、雑誌を中心に国内外問わずグローバルなアーティストとして活動の幅を広げている。これまでにHUMAN MADE®︎、adidas、Better、SNEEZE magazine、Richardson magazine、ISETAN、BEAMS、Foot Patrol、Disney、GOODHOODなど多くのブランド・企業に作品を提供している。
2021年にGALLERY TARGETにて初個展を開催。以後A/D GALLERY、2023年には香港で個展を開催。
About GALLERY TARGET
2007年3月に水野 桂一によって設立。
ストリートカルチャーを反映したグループ展「NY Connection」を皮切りに展覧会をスタート。ペインターや写真家など、カルチャー色の強い作家を中心に順次展覧会を開催している。