食、キノコ採集、そして日本のワークジャケットが共通のパッションとなり、<EYTYS>とストックホルムにおいて最もユニークなレストラン「Brutalisten」によるコラボレーションが実現した。
『Brutalisten』は、アーティスト、Carsten Höller(カーステン・ヘラー)による料理アート・プロジェクトで、料理長のStefan Eriksson(ステファン・エリクソン)とCoen Dieleman(コーエン・ディールマン)がヘラーの「単一の食材から料理を作る」というマニュフェストを実行しており、水と塩でさえもたまにしか使用しない。2022年のオープニングには、Miuccia Prada(ミウッチャ・プラダ)、Precious Okoyomon(プレシャス・オコヨモン)、Mikael Jansson(ミカエル・ヤンソン)、Giovanna Engelbert(ジョヴァンナ・エンゲルベート)といったゲストが駆けつけた。ゲストを楽しませるために5度ほど傾斜した内装の空間には、メニューにちなんでDan Flavin(ダン・フラヴィン)とCarl Andre(カール・アンドレ)のクラシックなミニマル・アート作品が飾られ、アメリカ人アーティスト、Ana Benaroya(アナ・ベナロヤ)のマキシマリストな天井壁画に抱かれ、ブルータリズムのダイニングの楽しさを表現している。
その親密な空間で、ヘラーと<EYTYS>の共同設立者でクリエイティブ・ディレクターのMax Schiller(マックス・シラー)はしばしば集まり、ワインと食事とともに会話を楽しんでいる。2023年の秋の夜に、このレストランを中心にコラボレーションを行うというアイデアが閃いた。ヘラーとシラーはクラシックなワークウェアへのパッションを共有しており、待ち合わせの際に偶然にも同じ日本のインディゴのワークウェアジャケットを着ていることがあったことからシラーは、「Brutalistenの理想像を一緒にデザインするために力を合わせようというサインだと感じました」と語った。
2024年の夏、<EYTYS>はクラシックなワークウェアから影響を受けた「Brutalisten」のためのユニフォームを制作した。インディゴのロウデニムは、美しく経年変化しながら長く身につけることができ、その鮮やかなブルーの色合いとネップのある質感を持ち合わせ、これは品質と生の食材に対するBrutalistenの料理へのアプローチと呼応している。ユニフォームのシルエットは、動きやすさを考慮したゆったりとした半袖でリラックスしており、メタルボタン、Brutalistenのラベル、そして1950年代の食堂のユニフォームを彷彿とさせる特別に開発されたネームタグがデザインされている。<EYTYS>のSS24コレクションにて発表されたスニーカー「EROS」は、70年代にインスパイアされた軽量のレーシングフラットで、厨房と食堂を行き来するのにぴったりなスニーカーとなっている。
ストックホルムの食の中心地、『Brutalisten」とストックホルムを代表するファッションブランド、<EYTYS>のコラボレーションは、美食、ファッション、友情の融合を象徴すると同時に、スウェーデンの首都から発信されるクリエイティビティの活気ある流れに貢献している。
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