シブヤ・アロープロジェクトが、2024 年からより広く企画主旨を伝えるべくリニューアル。リニューアル第一弾となる企画ではアーティスト バリー・マッギー氏の壁画を公開
シブヤ・アロープロジェクトは、災害時の一時退避場所と避難経路を来街者や区民の方々に周知する目的のもと、2017 年に渋谷区によって発足された。。シブヤ・アロープロジェクトは「一時退避場所」の位置を、アートを通じて情報発信し、平時からの防災意識の向上や災害への備えを行って頂くことを活動目的としている。
2024年にブランディングを新たにリニューアルを行うシブヤ・アロープロジェクトでは、世界的に評価の高い現代アーティストBarry McGee 氏による壁画を公開。
幅16m 高さ3.5m の大型壁画はJRの協力のもと、3月6日より渋谷区東3丁目にある庚申道架道橋にて公開される。
Barry 氏は自身の特徴的なスタイルを生かしたジオメトリックなグラフィックとポートレイトのドローイングを織り交ぜた作品を制作し、本作品パートナーであるAmaze ( アメイズ) 氏はそれに呼応する、カリフォルニアでBarry氏と共に体験してきたカルチャーを表した作品を制作。
Barry McGee ( バリー・マッギー)
photo: Matt Hawthorne
バリー・マッギー(1966 年サンフランシスコ生まれ)カリフォルニア州ベイエリアのアーティストの中では近年最も国際的に知られ影響力を持つ現代アーティスト。サンフランシスコで育ち、サンフランシスコ・アート・インスティテュート(1991 年卒)にて絵画と版画を学び、サンフランシスコ近代美術館やボストン現代美術館、ヴェネチア・ビエンナーレ、プラダ財団など世界各地で作品を展示して来た。ストリート・アートやグラフィティ・カルチャーをギャラリーや美術館という環境の中で紹介したパイオニアとして知られる。アメリカの民芸芸術、メキシコの壁画、サーフカルチャーなど、幅広い影響を取り入れたマッギーの作品は、都市生活の多様性を称え、社会の末端に存在する人物を描くことで、消費主義文化や商業主義主導の社会への警鐘を鳴らしている
壁画イメージ
今後、シブヤ・アロープロジェクトでは様々なジャンルに渡る国内外の優れたアーティストとのコラボレーションを計画しており、アートによって街の景観を豊かにしていくと同時に、一時退避場所の周知、そして防災意識の向上に繋がる情報発信をしていく予定だ。
シブヤ・アロープロジェクト公式ウェブサイト
壁画公開期間:2024 年3 月7 日より(公開期限なし)
アーティスト:Barry McGee
Amaze Cooperated with Scooters For Peace / Courtesy of Perrotin Tokyo
壁画住所:東京都渋谷区東3 丁目 庚申道架道橋(庚申橋西交差点脇)
壁画に最寄りの一時退避場所:恵比寿ガーデンプレイス(東京都渋谷区恵比寿4 丁目20 番)
プロジェクトに関する問い合わせ
渋谷アロープロジェクト実行委員会 info@shibuya-arrow.