作家buggyによる新作個展「なぜ私は他の誰かではなく、私なのか?」がWATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO にて開催
大阪にて2006 年より活動始動。
世界のミュージシャン、俳優、政治家、など、 “資本主義” により大量消費されている”有名人”を、描き鼻血を垂らす行為で、さまざまな風刺を行ってきたストリートアーティスト。
Marc by marc jacobs, Stella McCartney, ユニクロ , 5351 homme など国内外のファッションブランドコラボレーションや、ウォルトディズニージャパンとこコラボレーションも手がける。イギリスのbanksyのような日本発信のストリートアートや、風刺や活動を行っている。
<雑誌> VOGUE JAPAN, Numero TOKYO, FIGARO japon, an・an, GLAMOROUS など
HP. http://buggylabo.com IG. @buggylab TW. @buggylabo
- アーティストステートメント
本シリーズ” Chrome” はポートレイトの言わばそれをそれとして成す重要な要素である顔または表情をメディウム、レジン、シルバーペイントなどで、 人間の持つ温かみや人間の有機性を生物の性質を有さない無機質な素材を重ねることで相対化し、多層構造の半立体物で覆い隠すことで反射が空間を より複雑化し被写体の持っている本来の姿や本質を想起させ、その全てがお互いに絡み合い相互反応し無秩序な状態を作り出すことで認識の変化、 認知の変化を与え鑑賞者を混沌へと促す。また表情を覆い隠すことで、被写体の断片から自己相似性を見出し自己の存在を顕在化させ、自己を再編集し 再認識をする。
支持体の表情もほんの僅かな初期条件が変わるだけで大きく変化し作者の予想のつかない方へ進んでいき自然物のようにもデザインされたようにも見え、鑑賞者を快感へも嫌悪にも誘い感性での鑑賞の可能性を模索している。
buggy
- 本展覧会によせて
buggyは大阪のアウトサイダーアートを牽引する1人で、ストリートカルチャーから発せられる風刺的な表現をするペインターである。70年代、80年代のアメリカ、イギリスの音楽カルチャーやストリートアートに影響を受け、今この時代に感じた社会に向けたアナーキズムを世界的ロックスターや著名人を描き、そこに”鼻血がたれる”という、違和感や嫌悪感や不安をもたせるような表現を多く見せることで知られている。
コロナ以降、ロシアやアメリカの事象を表現した作品や、何者かわからない人、でも見たことの有るような人、、、という、今の既視感的な資本主義の象徴に見える誰か?を描き、顔の一部をクロームメッキのようなペイントで覆っていくシリーズを発表した。
今回はそのChromeシリーズは、SNSやインターネット社会における、加工、フィルター、セカンドID、偽アカ、有名人なりきりアカ、などいくらでも可能な 「なりすまし」や「フェイク」へのアンチテーゼにも捉えられる。
現代多い、顔を隠す、または、顔を抽象化する、といった表現の多い中、顔の一部を隠す表現と、むしろ得体のしれない”モンスター”のような何か?をクロームペイントで顔全体を覆い尽くし、更には顔が何かに変形したようななんとも言い難い、人間の仮面?それとも本性?
といったマティスが感じたような、その人の持っている雰囲気やアウラのような表現を、現代の感覚に則って描いているようにも感じる。
WATOWA GALLERY 小松隆宏
- 出展作品
Reflection/1
Mixed media on wood
1620 x1300
A man/1
Mixed media on wood
910×727
Remain in Light1
Mixed media on canvas
530×450
- 開催概要
【タイトル】buggy SOLO EXHIBITION「なぜ私は他の誰かではなく、私なのか?」
【会場】WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO (〒111-0024 東京都台東区今戸1丁目2-10 3F)
【会期】10/6(金) – 10/22(日) *Opening reception party 10/6 17:00-20:00
【営業時間】11:00-19:00
【定休日】月火
【ドネーションチケット 500円(税込)〜】
https://artsticker.app/events/16469
*水〜金:要予約 土日祝:予約不要
ご来場日前々日の12:00迄に本ページにてご予約くださいませ。
期日を過ぎてのご来場は原則受け付けておりません。
(例)9/7に来場予定の場合=9/5 12:00迄に要予約
*台東区民閲覧無料(身分証のご提示をお願いいたします)
*毎週日曜は閲覧無料日 (10/8,15,22)
*⾃⾝で⾦額を決定するドネーションシステム(ミニマム 500 円から⼊場料を⾃⾝で決定し、それが若⼿アーティスト⽀援のためのドネーションとなるシステム。アーティスト⽀援と国内アートシーンの活性化を⽬的としたアートアワード WATOWA ART AWARD 2023 EXHIBITION に寄付されます。)