el conductorH がRunwayにてfall-winter 2023-2024 コレクションを発表
長嶺信太郎が手掛ける<el conductorH(コンダクター)>が、2023年秋冬コレクションをランウェイショー形式で発表。2023年秋冬コレクションは「Nightmare」 をテーマがとなっている。
fall/ winter 2023-2024 collection
‘Nightmare’
半年ほど前からだろうか。頻繁に悪夢を見るようになった。
誰かに追いかけられる夢 刃物で刺される夢 逮捕され、収監される夢 ある日突然老いる夢
具体的になにかは謎だけど、なんだか気分が悪い夢 汚物に塗れる夢 そして、大切な人と死別する夢…
これらを見るようになった原因もわからないが、不思議なことに、早い段階からつぎのコレクションテーマはコレだと直感的に感じた。
どうしてだろう 嫌だったり、悲しかったり恐ろしかった出来事は、嬉かった事よりも遥かに強烈に覚えている。サンタクロースから初めて貰ったクリスマスプレゼントの事は忘れてしまったのに、4 歳の頃、寝る前に TV で観た怖い話はいまでも恐怖として記憶に残っている。
悪夢は夢の中だけでなく、現実にも潜んでいる。それらを忘れられる日はなく、きっとこれからもずっと
ずっと向き合っていかなければならないのだと思う。ならばせめて、それをパワーに変えていきたいと願う。
忘れられないなら、一緒に生きていくのだ。
私は今まで、これだけ恐怖と対面してきたのだから、きっと大丈夫だ と。
今シーズンは、「悪夢」をキーワードにコレクションを構築しています。
夢に度々現れる死神やピエロ 欲しくても手に入らなかった物や存在 物理的・精神的に恐れていたり、
怖いはずなのに魅了されてしまうものごとを、デザインソースとして多数取り入れました。
また、日本屈指のレザーブランド、blackmeans とのダブルネームは、ブランドの顔でもあるバイカー
JKT と ZIP パンツをベースに、ブラックミーンズの真骨頂である丁寧で繊細なダメージ加工と、コンダクターらしいシルエットとディテイルを加えアップデートしました。両ブランドの魅力が光るプライオリティ・プロダクツの1つです。それ以外にも、複雑なコード刺繍を用いたカットソーや、幾重にも重ねたフリルや手刺繍によるパールの装飾が光るジャージ等、カジュアルなものの中にも随所に散りばめられたラグジュアリーを強く意識したコレクションとなっています。
DESIGNER : SHINTARO NAGAMINE
SHOW DIRECTOR : KENTO TERANAKA(SUN INSTITUTE.)
HAIR&MAKEUP : TERUAKI SHINJO(SHISEIDO)
MUSIC : OVER KILL (FUJI TRILL & KNUX)
STUFFED TOYS ARTIST : SAORI(A-tan Animals)
GUEST APPEARANCE : KATSUTOSHI NISHIMOTO (NISHIMOTO IS THE MOUTH)
PR : KEITARO NAGASAKA(Sakas PR)