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ネイト・ロウマンが日本初個展「This Neighborhood’s Changed (Curated by Matt Black)」を開催

Apr 24, 2025
アメリカ人アーティスト・ネイト・ロウマンの日本初個展「This Neighborhood's Changed(この街も変わったもんだ」)をGallery Commonにて2025年4月26日(土)から5月25日(日)まで開催する。キュレーションはパリ生まれ・ニューヨーク拠点のキュレーター、マット・ブラックが手掛ける。

ネイト・ロウマンが日本初個展「This Neighborhood’s Changed (Curated by Matt Black)」を開催

Apr 24, 2025 - NEWS
アメリカ人アーティスト・ネイト・ロウマンの日本初個展「This Neighborhood's Changed(この街も変わったもんだ」)をGallery Commonにて2025年4月26日(土)から5月25日(日)まで開催する。キュレーションはパリ生まれ・ニューヨーク拠点のキュレーター、マット・ブラックが手掛ける。

ロウマンはラスベガス生まれで、現在はニューヨークを拠点に活動。2000年代に頭角を現し、アメリカのポップカルチャーをユーモアと皮肉を交えて再解釈する作風で注目を集めてきた。ストリートカルチャーとの関わりも深く、2012年には<Supreme(シュプリーム)>渋谷店オープン記念のTシャツをデザイン。2022年春にも再び<Supreme>とのコラボコレクションを発表し、大きな話題を呼んだ。

本展はニューヨークを拠点とするキュレーター、マット・ブラックが手掛け、銃痕をかたどったキャンバス作品や、エドヴァルド・ムンクやウィレム・デ・クーニングといった巨匠の名作をポップにアレンジしたシリーズなどの代表作とともに、新作シリーズも展示される。本展で発表される新作では、アメリカのゴルフコースやハリケーンといった社会的背景を連想させるモチーフを写した衛星写真を使った作品を発表。ユーモアと社会批評を織り交ぜながら、私たちが日々目にするイメージの背後にある意味を問いかける。

Nate Lowman. tbt – sandtrap flower. 2024. Oil and enamel on canvas.
102 × 55 × 3.8 cm.

開催概要
会期:2025年4月26日(土)~5月25日(日)
オープニングレセプション:2025年4月25日(金)19:00~21:00
会場:Gallery Common 150-0001東京都渋谷区神宮前5-39-6 B1F
開廊時間:12:00~19:00(水~日) *月、火 休廊

オープニングレセプションは4月25日(金)19:00〜21:00にて開催。ロウマン本人とキュレーターのマット・ブラックも来日予定。アメリカ現代アートシーンを牽引するロウマンの作品を体感できる貴重な機会となっている。

ネイト・ロウマンについて
ネイト・ロウマンは1979年ラスベガス生まれ、ニューヨーク在住。2000年代初頭より絵画、彫刻、インスタレーション作品を発表し活動を開始。ニューヨークを中心に注目を集めたアーティスト世代の一人であり、2005年に初の個展を開催。ハートやスマイリーフェイス、ピザ、雪だるまなど、ポップカルチャーのアイコンを用いてユーモラスかつ鋭い社会批評を表現することで知られる一方、弾痕や銃乱射事件の現場、原爆を描いた作品では、より暗くも痛烈な形で批評的視線が表現されている。ロウマンの作品はニューヨーク近代美術館、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館、ポンピドゥー・センターなど、世界的美術館で展示されている。

マット・ブラックについて
マット・ブラックは、パリ生まれ・ニューヨーク拠点のキュレーターであり、展覧会や映画、コラボレーションを通じて現代美術を探求するプラットフォーム「REFLECTIONS」の創設者。Nownessとの映画シリーズとして「Reflections」を発表し、その後、ホイットニー美術館で刊行イベントが行われた書籍『Reflections: In Conversation with Today’s Artists』(Assouline, 2016)を出版した。主なキュレーションに、ラシード・ジョンソン、スターリング・ルビー、アンヘル・オテロらが参加した「Reflections」(Gana Art Center、ソウル、2019年)、ヒラリー・ペシス、ジェナ・グリボン、ルドヴィック・ノス、キャサリン・バーンハートらを紹介した「Open Ended」(2020年)、「Human/Nature」(2021年)、ダン・フレイヴィン、セイヤー・ゴメス、アーサー・ジャファらが参加した「I care because you do」(The Mass、東京、2021年)など。

Gallery Commonについて
2010年にen one tokyo, inc.によって設立され、現在共同設立者の新井暁がディレクターを務めるGallery Commonは、原宿のストリートカルチャーを背景に国内外のアーティストやトレンド セッターがローカルシーンと交流するための親密なスペースとして誕生した。原宿の独特なエネルギーを育むため、原宿の中心部にギャラリーがあまりない頃から、アートを中心とした空間を同地に作り上げることの重要性を感じ、Gallery Commonはオープンした。クリエイティブ・エージェンシーという異色の背景を元に、ファッションとアート、ストリートとコマーシャル、サブカルチャーとメインストリームという逆説的でありながらも互いに共生的な二者間のギャップを埋めることを目指している。今後も様々な国や分野にわたる著名または将来有望な現代アーティストと仕事をともにする傍ら、国内外のアートフェアやコラボレーションプロジェクトに参加していく姿勢である。

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