DAFT about DRAFTがインスタレーション「Pointillisme」を発表
Apr 17, 2025 - NEWS
<DAFT about DRAFT>の新たなスタンダードとも言える「No.15」は、そのシンプルさの中に優れた造形美が詰め込まれた一脚。丁寧に削り上げられた木の座面と、しなやかなフレームが描く繊細な線によってエレガントさと温かみを持ち合わせた佇まいが特徴のひとつである。丸みのあるラタン素材の背もたれは体を優しく受け止めてくれる快適さだけでなく、プロダクトのアイコンとなる意匠性が空間での存在感を引き立てる。

今回のインスタレーションの「テーマに掲げたのは点描画を意味する「Pointillisme」。約1万個もの透明な球体をミラー張りの天井から吊り下げ、空間全体を使い光によって立体で表現するインスタレーションを発表した。等間隔に並んだ直径5cmの球体群は光を乱反射し、見る角度によって様々な表情を見せる。さらに、球体によるいくつもの規則的な列の交差によって、視線は奥行きを持つ放射状の直線へと導かれていく。人の視線が直線に伸びていくことで、その先にあるチェアに視点が集中し、より美しい有機的なフォルムを際立たせる。

<DAFT about DRAFT>について
デザイナー・建築家の山下泰樹が様々なプロジェクトの中で少しずつ書き留めていたデザインから誕生したブランド。同調・同質化されてきている暮らしに対して、もっと自分らしく、もっと服を選ぶように自由な暮らしを提案したいと考え続けてきた。固定概念に囚われず自由でユーモアのあるデザインがしたい、そんな溢れ出す遊び心をプロダクトを通して表現している。
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