新しい九谷焼の魅力を提案する“QUTANI”POP-UP 3月9日より開催
「QUTANI」は九谷焼産業に存在する疑問”Question”に向き合い、様々な異業種の方達とコラボレーションし、疑問の明確化、問題点の改善に取り組むプロジェクト。
現代の住環境、トレンドに合わせた商品の開発や、これまでの常識に捉われない発想で九谷焼産業の再価値化を図り、未来の九谷焼を継続的に構築することを目指している。
今回のポップアップでは製陶所に様々な理由で保管され、現代で用途を見つけられなかった絵付けをされる前の物で完成度が高いプロダクトを、DEAD STOCKシリーズとしてQUTANIプロジェクトは現代に送り出す。
九谷焼の再構築、再価値化を目指し、現代の居住空間やインテリアに合わせ新しい九谷焼の魅力として提案された商品が並ぶ。
QUTANI_DEAD STOCK
製陶所に様々な理由で保管され、現代で用途を見つけられなかったもの。30年40年と日の目を浴びず、素焼きの状態で廃棄を待つものが数多くある。“QUTANI”は現代の住環境、トレンドに合わせ再価値化し、新しい九谷焼の魅力として提案。
九谷焼の特徴
九谷焼は石川県南部に位置する、金沢市、小松市、加賀市、能美市で生産されている日本を代表する色絵陶磁器。山水、花鳥など絵画的で大胆な「上絵付け」による装飾が美しく、皿や茶 碗の ほか装飾品としても広く愛されている。絵画的で華やかな上絵付けは「九谷五彩」と呼ばれる赤・黄・緑・紫・紺青の絵の具が用いられ、それを使いこなす技法と呉須による効果的な線描が九谷焼の特徴であるとともに最大の魅力だ。5種の絵の具が生み出す独特な重厚感と色彩のハーモニーは、時代を超えて多くの人を魅了し続け、その彩法は時代の流れとともに変化し、赤を使わない「青九谷」や赤絵金彩の「赤九谷」など、九谷焼特有のさまざまな画風が生み出されてきた。明治にかけて主流となった九谷庄三(しょうざ)の金襴手(きんらんで)という技法は、「ジャパンクタニ」と称され世界的にも親しまれ、貿易が盛んとなり、海外の著名人の多くに愛用されるなど、伝統的な美術工芸品として国内はもちろん、海外での地位も確立。また現代においても数多くの名工を輩出し、その技法は受け継がれている。
イベント名:“QUTANI” POP – UP
会場:Gallery 85.4 (ギャラリー 85.4)
住所:150-0001 東京都渋谷区神宮前2-6-7 神宮前ファッションビル1F
イベント会期:3月9日(木) ~ 13日(月)
イベント時営業時間:12:00 ~ 18:00
電話番号:03-64470325
Instagram:@qutani_ @gallery85.4