baanaiの京都初個展「THROUGH THE PAINTING OCEAN」がYUMEKOUBOU GALLERYで開催、絵画の内部を歩く新作構造体を発表
本展の中心となるのは、baanaiが2017年頃から日々制作してきた紙のペインティングを、自らの手で切り分けて組み上げた構造体。天井、床、左右の壁面を5センチ角に切り分けた絵画の断片が覆い、内部を歩く人を幾層にも重ねられた色彩や文字が取り囲む。壁に掛けて鑑賞する絵画を、人がその内側に入り込む空間へと展開する試みとなる。

「019G-131」 532×455×38mm 2025年 Oil on canvas photos by Pedro M Shimura (YUMEKOUBOU GALLERY)

「020C-123」(ZEN FLOW series) 730×606×36mm 2026年 Acrylic on canvas photos by Pedro M Shimura (YUMEKOUBOU GALLERY)

「019G-126」 532×455×38mm 2025年 Oil on canvas photos by Pedro M Shimura (YUMEKOUBOU GALLERY)

「019G-89」 1168×912×46mm 2026年 Surf magazine collage, Acrylic on canvas photos by Pedro M Shimura (YUMEKOUBOU GALLERY)
baanaiは2017年頃から「ARIGATOUGOZAIMASU」という言葉を繰り返し描き続けてきた。本作では、天地左右を手描きの文字に囲まれながら通り抜けることで、人や物、街にどのような変化が生まれるのかを問いかける。作家自身はこの構造体を「実験装置」と位置づけている。
会場となるYUMEKOUBOU GALLERYは、150年以上の歴史を持つ京町家を改装したギャラリー。baanaiは京都という土地や町家の空間と向き合うなかで、本作の構想を得たという。作家にとって長年個展の開催を望んできた京都で、絵画を新たな形式へと展開する展示となる。
プロフィール
baanai(バーナイ)
1977年、神奈川県藤沢市鵠沼生まれ。同地を拠点に活動するアーティスト。独学で制作を続け、2015年にCOMME des GARÇONSのデザイナー・川久保玲にポートフォリオを送り、作品が採用されたことをきっかけに対外的な活動を本格化。以降、COMME des GARÇONSのコレクションやアイテムへのアートワーク提供をはじめ、NEW ERA、FRITZ HANSENなどとの協業を重ねる。
文字を反復して画面を埋め尽くす絵画表現を特徴とし、2017年頃からは「ARIGATOUGOZAIMASU」という言葉を繰り返し描く制作を継続している。主な個展に「EXPERIMENTALISM」(OIL by 美術手帖ギャラリー、東京、2021年)、「UNLOGICAL」(MAKI Gallery、東京、2022年)、「SWEET HORIZON」(MAKI Gallery、東京、2024年)、「BEAUTIFUL SUMMER NOISE」(まえばしガレリア、群馬、2024年)など。2024年には過去作品を解体・再構築する「SWELL/Reconstruction」シリーズや、初の立体作品を発表した。
プロフィール提供:MAKI Gallery
Instagram:@baanai_art
開催情報
「THROUGH THE PAINTING OCEAN」
会期:2026年11月6日(金)〜12月19日(土)
会場:YUMEKOUBOU GALLERY(夢工房)
住所:京都市東山区新門前通大和大路東入二丁目中之町236
開廊時間:11:00〜17:00
休廊日:日曜
入場料:無料
主催:YUMEKOUBOU GALLERY(夢工房)
特別協力:MAKI Gallery
お問い合わせ:075-541-7025
ウェブサイト:https://www.yumekouboukyoto.com/
Instagram:@yumekoubou_gallery