TABAYA United Arrowsで「かげろひ」開催、3名のガラス作家による企画展
「かげろひ(陽炎)」は、光が揺らめき、輪郭がほどけるような一瞬の情景を表す言葉として用いられてきた。見る角度や光によって表情を変えるその性質は、ガラスという素材とも重なる。本展では、自然の中に存在するモチーフや素材を手がかりに制作する3名の作品を通じて、ガラスの多様な表現に触れられる。

stone+glass TABAYA別注 Lサイズ 1cut (吹きガラス)

stone+glass

積層ガラスのシリーズ 海辺にて (手前作品) 、新作 'sunset,sunrise' (後方2作品)
copo e eu 松原幸子は、TABAYAのロゴカラー「TABAYAブルー」を用いたstone+glassの特別限定作品を展示販売する。通常の作品よりもガラス面が厚く、松原自身が色を調整し、吹きガラスを用いて制作した作品となる。また、積層ガラスシリーズの新作も発表し、stone+glassシリーズは種類とサイズを揃えて展開される。


新田佳子は、サンドブラスト技法を用いた風鈴、ガラスのオブジェや器を展開する。風鈴は一点一点、形や模様、音色が異なる一点もの。本展では、葉の葉脈や自然の中に見られるパターンを反映したガラスのオブジェや小物置きも新作として発表される。

一輪挿し、object Mプラチナ

plate
安藤里実は、定番の一輪挿しからplate、水の滴をそのまま形取ったようなpuddle、プラチナを素材の組み合わせとして使用した壁掛けやobjectまで、幅広いガラス作品を展開する。溶けたガラスの柔らかな動きをどのように切り取るかを大切に制作された作品が並ぶ。
プロフィール
copo e eu 松原幸子
多摩美術大学美術学部工芸学科ガラスコースを卒業後、あづみ野ガラス工房で研鑽を積み、2008年に独立。旅先で出会う景色や風、匂い、肌に触れる空気など、日常とのささやかな違いから得た感覚を作品に取り入れている。個々の美意識や価値観はどこから生まれたのかというテーマを主軸に、ガラスと他素材を組み合わせたオブジェを制作。copo e euとは、ポルトガル語でcupと私という言葉を組み合わせたもの。
Instagram:@copoeeu
新田佳子
2000年に倉敷芸術科学大学芸術学部工芸学科ガラスコースを卒業。TAIZO GLASS STUDIO、Studio Re-Lightで制作経験を積んだ後、作家として独立。サンドブラスト技法を用い、吹いて形づくったガラスにマスキングを施して砂を吹きつけることで、透明な部分と白いすりガラスの表情を生み出している。
Instagram:@yoshikonitta
安藤里実
愛知県出身。2019年に富山ガラス造形研究所造形科を卒業後、2022年に愛知県瀬戸市新世紀工芸館でガラス工芸コースを修了。現在は同市を拠点に活動している。吹きガラス技法を中心に、水や自然の営みを想起させる有機的なフォルムを制作している。
Instagram:@i__ma.__
開催情報
「かげろひ」
会期:2026年7月10日(金)〜7月21日(火)
会場:TABAYA United Arrows 1F Gallery
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-28-1
開館時間:12:00〜20:00
作家在廊日:松原幸子 2026年7月10日(金)、7月11日(土)12:00〜
Instagram:@gallery_escapers