LOEWE、日本最大規模の新たなカサロエベが銀座にオープン
店内ではウィメンズとメンズのウェアをはじめ、バッグ、シューズ、ジュエリー、アイウェア、ソフトアクセサリー、フレグランス、ホームセンツ、キャンドル、革小物までフルラインナップを展開している。オープンを記念して、新作ハンモック「フリップ」の同店限定色“ライトゴースト”も発売された。

ハンモック フリップ バッグ カサロエベ銀座 限定色「ライトゴースト」¥488,400 中に入っているバッグ(別売り): キャッツ ドローストリングポーチ スモール ¥49,500
店舗デザインは、<LOEWE>が大切にする“アートコレクターの邸宅”のような親密さと洗練をベースに、スペインの感性と日本の美意識を融合させた構成となっている。外装から内装へと連続するマディグリーンのセラミックタイルは、釉薬の揺らぎやわずかな窪みが光を受けて表情を変え、かつて銀座が低湿地帯だった歴史を想起させる色合いを生み出している。アンシェント グリーンやクリスタロ アイスバーグなど多様な大理石、真鍮の窓枠が素材のコントラストと奥行きを強め、グリーンのタイルと木製の手すりが曲線を描く中央階段が4フロアを優雅につないでいる。


4階には、<LOEWE>のバスラインの世界観を体験できるフレグランス&ホームセンツエリアを配置。チャームやミニバッグを使ってギフトをカスタマイズできるギフティング&パーソナライゼーション専用エリアも設けられている。さらに、世界初となるギフトカウンターではスペインの伝統菓子や、オープンを記念したFioccoによる特製アイシングクッキーが並ぶ。


パルメラ(右上) ¥6,300 ポルボロン(下) ¥5,200 チョコレート アソート(左) ¥10,200

LOEWE × Fiocco アイシングクッキー ¥8,800

インテリアには、ジョージ・ナカシマのミラ チェアやクッション チェア、ヘリット・トーマス・リートフェルトのユトレヒト アームチェア、イサム・ノグチのAkari E ペンダントランプなどを配置。<LOEWE>のシグネチャーである膨らみのあるレザーベンチやブラックの鉄製マティーニ テーブル、焼木材のポディウムに加え、アトリエで発生した余剰レザーの95%を再利用した一点物の「ロエベ リクラフテッド コーヒーテーブル」も新たに設置されている。足元にはスペインで織られた特注カーペットが敷かれ、イギリスのテキスタイルデザイナー、ジョン・アレンによる《Orkney Landscape Sunset》や《Autumn in Orkney》などのタペストリーを再解釈したデザインが空間を彩っている。

全4フロアには、世界各国から集めたアート、クラフト、デザインのコレクションが点在する。ミラノサローネ 2024で発表されたアンセア・ハミルトンの《Kimono Lamp》は漆塗りの木材と曇りガラスから成る発光する衣服のような作品で、1階に展示。ケリス・ウィン・エヴァンスによるネオン作品は4階の天井から吊り下げられ、屋外からも窓越しに見ることができる。そのほか、ルーシー・リー、エリオット・ホジキン、ヒルトン・ネル、オヴィデュ・マイテク、アルバート・ヨークらの作品もラインナップに加わる。
日本人アーティストの作品も各所に配されている。LOEWE FOUNDATION Craft Prize 2025 大賞受賞者の青木邦眞氏による歪像的な陶芸作品《Realm of Living Things 19》が2階の窓辺に置かれ、竹工芸家・松本破風氏によるレザー作品《Basket 6》は伝統技術と現代的な芸術性を融合させた存在となっている。さらに、浜名一憲氏による質感豊かなセラミックの壺は、金継ぎ師・黒田雪子氏とのコラボレーションによって制作され、日本の修復技術の精神を体現するピースとして空間にアクセントを加えている。
【店舗概要】
カサロエベ銀座
住所:東京都中央区銀座5-8-15
営業時間:11:00 – 20:00
【お問合せ先】
ロエベ ジャパン クライアントサービス
03-6215-6116
www.loewe.com