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12/5(金)よりgallery UG Tennozで尾花賢一の個展「Stop for a moment」が開催、“再構成”で挑む過去作と新作の物語

Nov 27, 2025
gallery UG Tennozにて、12月5日(金)から12月20日(土)まで、尾花賢一の個展「Stop for a moment」が開催される。

12/5(金)よりgallery UG Tennozで尾花賢一の個展「Stop for a moment」が開催、“再構成”で挑む過去作と新作の物語

Nov 27, 2025 - NEWS
gallery UG Tennozにて、12月5日(金)から12月20日(土)まで、尾花賢一の個展「Stop for a moment」が開催される。

尾花は、風景や人の営み、歴史、伝承といった土地に根ざしたモチーフをもとに、ドローイングや彫刻を展開する作家だ。登場人物の多くは、マスクをかぶったどこか冴えない端役たち。悪役のようでもあり、しかしどこかユーモラスでもあり、彼らの素顔は語られない。ただ、仲間と静かに笑い、涙し、怒り、そしてそれぞれの小さな充実感を胸に日常を生きている。そんな彼らの姿に、観る者はふと自分自身を重ねる。

本展「Stop for a moment」では、新作に加え、過去に一度発表された作品も合わせて展示される。土地や歴史との結びつきが強いこれらの作品を、まっさらなギャラリー空間に“再構成”することで、作品が新たな物語を立ち上げる可能性を探る。

尾花自身は今回の試みについて「これまでの制作をちょっとだけ一息ついて、新たな展開に繋げていくような展示にしたい」と語る。過去と現在、そして未来へと向かう作品群が、空間の中でどんな化学反応を起こすのか。その瞬間を、ぜひ体験してみてほしい。

「道をゆく」H1560×2100mm/インク、ワトソン紙/2018年

「ロングタイム」サイズ可変/アクリル絵具、ジェルトン/2015年

「ドローイング」サイズ可変/インク、ワトソン紙/2018~2025年 撮影:草彅裕

「渇き」サイズ可変/アクリル絵具、ジェルトン/2018年

「チャプター1」サイズ可変/アクリル絵具、ジェルトン/2015年

「見上げる」H668×W205×D34mm/アクリル絵具、ジェルトン/2025年

「彼方から」W693 × H330 cm/インク、トロマット/2024年

【作家プロフィール】
尾花賢一(おばな・けんいち)
1981  群馬県太田市生まれ
2004  筑波大学芸術専門学群洋画専攻 卒業
2006  筑波大学大学院芸術研究科洋画コース 修了

近年の主な展示に「ナウ渋谷」ヒカリエ壁面アートプロジェクト(2025、渋谷ヒカリエ)、「ゴースト 見えないものが見えるとき」(2025、アーツ前橋)、大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2024(2024年、十日町市)、「国際芸術祭あいち2022」(2022年、常滑市)、「瀬戸内国際芸術祭2022」(2022年、多度津町)、「V O C A2021」上野の森美術館(2021年、東京)など。また受賞歴として上毛芸術文化賞(2022年)、VOCA賞(2021年)、Tokyo Midtown
Award 優秀賞(2015年)、LUMIN meets ART AWARD 準グランプリ(2014年)など。
WEBサイト
Instagram:@obaan925

【開催情報】
尾花賢一 個展「Stop for a moment」
会期:2025年12月5日(金)〜12月20日(土)
会場:gallery UG Tennoz
住所:〒140-0002 東京都品川区東品川1丁目32−8
開館時間:12:00〜18:00
休館日:日・月・祝
観覧料:無料
公式サイト
Instagram:@galleryug

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