東京ミッドタウンにHOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE / ROPPONGIがオープン

日本デザインセンター三澤デザイン研究室が手掛けた空間は、余白と曲線で構成された静謐な白の世界。開かれたなめらかな曲面が特徴で、訪れた人すべてを迎え入れる思いが込められている。
円弧を描く壁はすべて曲線で設計され、ラックは壁に沿って自然に設置。衣服はその有機的なラインなりに連なっていき、その直線を排した空間は、やわらかいリズムを感じさせる。
店内中央には、白い石畳を想起させる大きなソファを配置。訪れる人を包み込むかのように削ぎ落とされたミニマルな構成の中に、衣服の存在が際立つ。
同店のオープンに合わせて、六本木限定のジャケットシリーズを発売する。ラインナップには、シングルジャケット、ダブルジャケット、ストレートパンツ、ワイドパンツの4型が並ぶ。
HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE / ROPPONGI
東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウンガレリア2F
Tel. 03-6447-5615
※11月15日(土)から11月17日(月)の期間は事前来店予約制。詳細はISSEY MIYAKE INC.公式サイトをチェック。
HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE
イッセイミヤケを代表する技法のひとつである「製品プリーツ」を背景に、着る人の多様性に寄り添う、普遍的で新しい日常着を提案する、2013年にスタートしたブランド。シワにならず、乾きやすく、軽やかな着心地を実現したプロダクトとしての衣服は、身体に馴染み、着る人の個性を引き出す。一定幅に加工されたプリーツの規則性が、アイテム同士の組み合わせの自由度を高め、袖を通す度に、新しい自分を発見できる衣服だ。
三澤遥
デザイナー。武蔵野美術大学卒業後、デザインオフィスnendoを経て、2009年より日本デザインセンター原デザイン研究所に所属。2014年より三澤デザイン研究室として活動開始。ものごとの奥に潜む原理を観察し、そこから引き出した未知の可能性を視覚化する試みを実験的なアプローチによって続けている。主な仕事に、水中環境を新たな風景に再構築した「waterscape」、かつてない紙の可能性を探求した「動紙」、国立科学博物館の移動展示キット「WHOAREWE」、第25回亀倉雄策賞受賞記念展「Justby|だけしかたった」、上野動物園の知られざる魅力をビジュアル化した「UENOPLANET」がある。
三澤デザイン研究室WEBサイト:https://misawa.ndc.co.jp/
All photo:© ISSEY MIYAKE INC.